【気学】2024年「甲辰（きのえたつ）年」とは、どのような年になるのか？ーその4
2024年2月4日から、「甲辰」年が始まりました。前々回までは、「四柱推命」の視点から、各自の命式に於いて、干支がもたらす影響について述べました。今回からは、「気学」の視点で述べてみたいと思います。第4回は、「甲辰」年と言う年の年盤が、本命星によって、どう見て行けば良いのか、その見方についてです。本命星が、五黄土星、六白金星の方を取り上げます。
あのう、友達から、ここで、2024年を占って頂けるとお聞きしました。
宜しくお願い致します。
私に、良い出会いがあるのでしょうか？
私も、お願いします。
この数年、あまり良い事が無かった感じがしています。何とか、現状打破をしたいです。
ほう、今回も、お二人の登場じゃな。
では、気合を入れて説明して進ぜよう。
| 南 | ||||
| 二黒土星・壬子 | 七赤金星・戊申 | 九紫火星・庚戌 | ||
| 四緑木星 | 九紫火星 | 二黒土星 | ||
| 東 | 一白水星・辛亥 暗剣殺 | 三碧木星・甲辰 | 五黄土星・丙午 五黄殺 | 西 |
| 三碧木星 | 五黄土星 | 七赤金星 | ||
| 六白金星・丁未 | 八白土星・己酉 | 四緑木星・乙巳 歳破 | ||
| 八白土星 | 一白水星 | 六白金星 | ||
| 北 |
ほれ、お二人さん、これが、2024年「甲辰」年の年盤と、後天定位盤を合わせた盤じゃ。
これで、各自の運勢を占っていくんじゃ。
私、生まれた年から見て、本命星が「五黄土星」です。
今年は、どうなりますか？
| 南 | ||||
| 二黒土星・壬子 | 七赤金星・戊申 | 九紫火星・庚戌 | ||
| 四緑木星 | 九紫火星 | 二黒土星 | ||
| 東 | 一白水星・辛亥 暗剣殺 | 三碧木星・甲辰 | 五黄土星・丙午 五黄殺 | 西 |
| 三碧木星 | 五黄土星 | 七赤金星 | ||
| 六白金星・丁未 | 八白土星・己酉 | 四緑木星・乙巳 歳破 | ||
| 八白土星 | 一白水星 | 六白金星 | ||
| 北 |
五黄土星は、西の位置に来ておるのが、分かるかのう？
つまり、兌宮（七赤金星）に廻座し、同会しているので、その影響を受ける、と言うことじゃな。
五黄殺が来ておるが、だからと言って、お主が悪くなる、と言う捉え方をせんこと。五黄殺は、方位として認識するんじゃよ。
本命星と方位とを一緒にしてはイカンぞ。
さて、本命星が「五黄土星」さんは、と言えば、
道真さんも言っての通り、兌宮（七赤金星）に同会しておる。
つまり、七赤金星の象意が、今年、起こりうる事象となる。
七赤金星の象意は、
喜び、集まる、出会い、娯楽、飲食、金銭、欠け、傷（手術）、歯
などが挙げられる。
良い方に出れば、楽しむ事の出来る年廻りじゃな。
わぁ～～～～、う、嬉しいです。
希望が湧いてきました。
でも、五黄殺と同居しているのですよね。
これこれ、方位と一緒にするな、と言ったではないか！
五黄土星が、時の流れで、様々な方位を廻座する＝五黄殺と同じとなるが、それは止むを得ん。何しろ、五黄土星は、「帝王の星」じゃてな。
どのような九星が本命星となっていても、誰でも、兌宮（七赤金星）を、方位として採ると、七赤金星のマイナスの事象が起こると言うことだ。
ちょっと、安心しました。
西に行くのは、良くない、と言うことですね。
お金のトラブル、口喧嘩、メスを使った手術になったら、怖いし、嫌です。
そうじゃ、そうじゃ。
引っ越しや長期旅行は、避けた方が良いな。
五黄殺の影響の仕方は、ジワジワと「凶」が出てくる。
暗剣殺のように、突発的なものでは無いので、方位を犯しても、すぐ分かるものではないが、真綿で首を絞められるような、また、深い沼に知らず知らずの内に陥ってしまうようなもんじゃ、と言えば良いかのう。
お主の五黄土星の位置は中宮じゃな。
被同会として、2024年は「三碧木星」が来ておる。
三碧木星の象意は、以前、伝えたように、
発展、明るい、新規、激しい、噂、音
じゃな。
同会、被同会、の両方に目配りして過ごすことが肝要じゃ。
な～～～～るほど。
では、私は、どうですか？
本命星は、六白金星です。
| 南 | ||||
| 二黒土星・壬子 | 七赤金星・戊申 | 九紫火星・庚戌 | ||
| 四緑木星 | 九紫火星 | 二黒土星 | ||
| 東 | 一白水星・辛亥 暗剣殺 | 三碧木星・甲辰 | 五黄土星・丙午 五黄殺 | 西 |
| 三碧木星 | 五黄土星 | 七赤金星 | ||
| 六白金星・丁未 | 八白土星・己酉 | 四緑木星・乙巳 歳破 | ||
| 八白土星 | 一白水星 | 六白金星 | ||
| 北 |
あら、艮宮（八白土星）に居ます。
何か、いいこと、起こりそうですか？
ドキドキ・・・・
艮宮（八白土星）と言うのは、一日の時の流れで言うと、夜明け前の時間じゃ。
つまり、夜から朝になる手前、「夜明け」じゃよ。
と言うことから、何が言えるか。
変化、停止、蓄財、家族、親族、相続
などが言える。
現状打破に、ピッタリです。
何か、ワクワクしてきます。
はっはっは・・・・
でも、よ～～～～く考えた方が良いぞ。
お主の「被同会」は、「乾宮（六白金星）」の所に、「歳破（さいは）」が来ておるぞ。
同会してるからと言って、ぬか喜びしてはイカンのう。
えぇ～～～～～～！
「歳破」って、何ですか？
怖いものなんですか？
歳破は、甲辰年の「辰」の反対の方位のことじゃ。
つまり、戌（いぬ）＝西北じゃよ。
歳破は、辰にエネルギーが集中することになり、対冲の戌のエネルギーが無くなり、「破壊」現象を起こすんじゃよ。
つまり、乾宮（六白金星）の象意は、
尊い、目上、事業、名誉、家族
などに、被同会なので、「破」が、少し出てくる可能性があると言うもんじゃ。
あ～～～～～、ガックリ。
同会、被同会を合わせて見ると、「家族」関係には、注意します。
家族、親戚と、仲良く居続けるために、年上の人を大切にします。
そういう姿勢が一番、良いな。
「禍福は糾える縄の如し」と言うことわざがある。
何も起こらない人生など、有り得んよ。
準備は必要じゃが、準備しても、上手く行かないこともある。
そういう時こそ、「災い転じて福と為す」ように、心掛けて、日々を過ごして欲しいもんじゃな。
今日は、有難うございました。
何となく、今年の方向性が掴めたような気がします。
頑張ります。
私も、彼女に同感です。
本命星を大切にします。
家に帰って、先ず掃除から始めます。
嬉しいことを言ってくれるのう。
「吉凶、動より生ず」じゃ。
今回の結果を、上手く活かすためには、身の周りを整えることからが、第一歩じゃぞ。
ただ待っていても、「棚ぼた」など無いと心得よ。
では、また、友達を連れて来なさい。
さらばじゃ。
