【四柱推命】扶抑法(ふよくほう)について・・・
皆様は、「扶抑法(ふよくほう)」と言う言葉を御存じですか?四柱推命に於いて、命式の改善方法として著名なものの中のひとつです。生まれた時の生年月日は変える事は出来ません。しかし、改善して行く事は出来ます。では、具体的に、どうすれば良いのかについて、今回は述べて行きたいと考えております。
扶抑法の「扶(ふ)」とは、「助ける」と言うことです。また、「抑(よく)」とは、「抑(おさ)える」と言うことです。
今回は、実際の命式は掲載しませんが、以下の「ある命式から導き出された五行配置図」をご覧ください。
上記の方ならば、五行が全て命式に存在していますが、日主の「金気」(庚、若しくは、辛が生年月日)が小さく身弱ですので、
黄色の「金気」ー御自身の意思や主張を高める
大運や年運で、金気が巡る時が、開運期となります。また、日常生活で、金気を取り入れるような行為、行動を取るのも、開運に繋がります。
茶色の「土気」の印星を強めることも出来ますが、
日主の「金気」が、庚か辛のどちらかの日の生まれによっては、しない方が良い場合や、
日主以外の、命式の他の五行をどういう形(大きさ)で持っているかによっては、した方が良い場合としない方が良い場合があります。
その後、緑色の「木気」の財星を強めていくのが良いと思います。
では、次に、この方の場合は、どうすれば良いのでしょうか?
上記の方ならば、日主の「土気」(戊、若しくは、己が生まれた日)が大きく、また、赤色の「火気」の印星も大きい身旺ですので、五行が小さい所の、
黄色の「金気」の食傷星ー自己表現や他者への思いやりを高める
大運や年運で、金気が巡る時が、開運期となります。また、日常生活で、金気を取り入れるような行為、行動を取るのも、開運に繋がります。
それ以外にも、五行が小さい所の、
緑色の「木気」の官星ー男女共に仕事運や、女性ならば結婚運を高める
大運や年運で、「木気」が巡る時が、開運期となります。また、日常生活で、「木気」を取り入れるような行為、行動を取るのも、開運に繋がります。
人に個性があるのは、五行それぞれの持つ気の違いや、その大きさの違いから来るものだとも言えますので、
御自分が、「今、若しくは、今後、何を求めているのか、どうして行きたいか」から考えて、
そのために、扶抑法と言う、「自身に無い気や少ない気を補ったり、多すぎる気を抑えていく」と言う開運の方法があります。