【四柱推命】火気を日主としている方(丙、丁日の生まれ)について

今回は、火気を日主としている方(丙、丁日の生まれ)について考えてみたいと思います。火気とは、「情熱の炎」と言う言葉があるように、自由奔放に形を変える存在です。自然界では、「太陽」、「炎」、「光」や「熱」が、その象徴となります。そこから、「華やか」、「情熱」、「集中力」、「行動力」と言う象意を持ちます。今回は、火気の「丙、丁」生まれの方について、日主の大きさの差異による身旺、身弱について述べて行きたいと考えております。

火の模範五行

通変星の配置です。今回は、日主が、赤色の火気(丙、丁の日生まれ)です。

この部分の力量が、どうであるか?=強弱によって、他の箇所に於けるバランスを見て行きます。

赤色身旺

このような日主が強い身旺の方は、先ずオレンジ色の線の下の部分を強めなければなりません。

出来れば、先ず黄色の金気の財星を強め、日柱と冲の関係ともなる青色の水気の官星に流して行くことが必要です。

図の注意書きに書かれていることを、日常生活で意識していくことや旅行の行先に選ばれると良いですね。

赤身弱

このような身弱の方の場合、先ず、自身を表す日主の比劫を強めて行かないとなりません。

その次に、緑色の木気の印星を強めて行くようにしていきます。

この順番を逆にすると、いつまでたっても、自分自身に自信が持てず、チャンスが来ても、しっかりつかむことが出来ません。

上記のように、「火気」の生まれであっても、生年月日に基づく先天運の命式(原命式)に、かなり違いがあります。

 

「火気」の場合の、最も大まかな分け方である身旺、身弱の際の二例を挙げてはいますが、

身旺でも、身弱でも、

五行の殆どが全て当分の大きさの場合、

五行の中でも、突出した五行がある場合、

五行の中でも、全く存在しない(若しくは、とても少ない)五行がある場合、

など、

その中身は、人によって、千差万別の様相を呈します。

そこへ、大運や歳運を加味して見ていくと、正に、その人なりの現時点での後天運が示されます。

時の流れによって、後天運は時々刻々と移り変わって行きます。

また、今回は、割愛しましたが、「水気」の「陰陽」の違いー「壬」、「癸」それぞれの特徴も加味して行くと、同じ五行を日主としていても、詳細に見ると、違う事が分かります。

四柱推命は、十二支」から命式を立てるものですが、「陰陽五行説」を基としている、とても奥の深い占術です。