【京都で開運】弁天さんに聞きましたー「空亡を失くすことは出来ますか？」

今回は、四柱推命でよく耳にする「空亡（くうぼう）」についての、お話です。「空亡」とは、干支の中で、天が味方しない時とも言われ、六十干支の中で、その組み合わせで、十二支が2つ余る事です。また、亡空（ぼうくう）や天中殺（てんちゅうさつ）とも呼ばれています。巷では、恐ろしいものと言われていますが、詳細に見て行くと、場合によっては、空亡が解ける（無くなる）ものもあります。今回は、弁天さんと若い女性の対話で、「空亡を解く」ことについて述べて行きたいと考えております。

弁天さん

こんにちは。

今日は、四柱推命についての質問です。
「空亡」は、無くすことは出来ますか？

私は、今年、「空亡」です。何だか、良くないことが起こりそうで怖いです。

質問者

弁天さん

はい、「空亡」についてですね。
本来、「空亡」と言うのは、四柱推命では悪い意味付けをしてはいません。算命学では、「天中殺」と呼び、悪いことが起こる、と言われています。

弁天さん

四柱推命では、誰もが命式から「空亡」を持ちますが、「空亡を解く」と言う考え方がありますよ。
空亡の年に当たっていても、御自分の命式の十二支との「冲、支合、三合」で解けると言うものです。

そ、そうなんですか？
私は、大丈夫ですか？
生年月日は、1992年6月16日、午後8時3分です。

質問者

弁天さん

そうですね。あなたは、「子・丑」空亡の方ですね。
その場合、月柱に「午」をお持ちなので、「子」年と対冲に当たり、「子」年の空亡は解けます。

1992年6月16日20時

そ、そうなんですか。
ひとつ減るのですね。
良かった～～。

質問者

弁天さん

でも、ひとつ「空亡」が減るからと言って、安心するのは間違いですよ。「空亡」の字の意味は、お分かりですか？

「から、そら、無い、亡くす」でしょうか？
あまり良い意味は、無いです。

質問者

弁天さん

空亡は、60干支の組み合わせで、組み合わせにならない十二支を意味しますね。上に来る「干」、つまり天＝精神が無い状態ですね。下にある「支」、つまり地＝肉体だけがあることになるので、精神的に不安定に陥りやすいので、そういう意味で気を付けねばなりませんよ。

じゃぁ、どうすれば良いのですか？
旅行、就職、転職、結婚とかは、駄目ですか？

質問者

弁天さん

そういうことを止める必要はありません。
先ず、行動を起こす際に、熟慮すること。
安易な気持ちで行動を起こさず、多角的に考えることです。その上で、御自分に自信を付けるために、吉方位を採る、お墓参りに行く、神社仏閣に詣でる、何かを学ぶ、身の回りを常に整理整頓する。そういうことをされては、どうでしょうか？

そうですね。空亡は、私の場合、1年は、まだありますね。だからと言って、じっと1年、家に籠るわけには行きませんし。

質問者

弁天さん

「子丑空亡」の特徴として、子も丑も、共に「北」の方位を意味します。また、12月、1月が要注意月となります。元来、父親や上司との縁が薄いと言われています。そういう事から、目上の方との関係に配慮するよう心掛けて下さいね。

はい、有難うございました。

何だか、「空亡」が怖くなくなりました。

質問者

弁天さん

ほほほ・・・でも、そういう風に思って頂ければ、嬉しいですね。世の中には、「空亡」の時期にこそ努力し、人生を素晴らしいものにされた方が大勢いらっしゃいます。どうか、あなたも、御自身を磨き続けることを忘れないで下さいね。