【気学】道真さんと易神様に聞きましたー4:九星の象意ー北の一白水星・その4:「北の一白水星と、東南の四緑木星が重なった場合」を教えて下さい。

京都の北野天満宮におわします「菅原道真公」と、謎のお爺さんこと「易神様」が、シリーズで、様々な「迷える気学学習者」との対話を行います。今回は、「九星:一白水星」に関するお話です。 北の一白水星と、東南の四緑木星が重なると、どういう風に解釈していけば良いのか、についての物語です。

道真様、易神様、こんにちは。
前回も、大変、お世話になりました。
今回は、「北の一白水星」が、他の九星ー「東南の四緑木星」に廻座して行くと、どう読み取っていくのか、その観点から、お教えください。

わはは、いいぞ。
さて、四緑木星は、「縁」に係わる星じゃと言われておるが、その理由が分かるかのう?

「風」だからでは無いですか?
「風」は、形を持たず、どこにでも入っていくものだからです。

そうじゃ、そうじゃ。
じゃから、「風」を象意とする四緑木星は、「距離的に遠い所からでも、風が吹いて来るように、今まで無かった者同士が出会う」と言う、「縁」と言う言葉も生まれたんじゃ。

易経では、「風」は、「巽(そん)」とも言い、前回の「雷」の丁度、反対の形をしておる。

さて、皆の中で、東南の四緑木星の特徴を言える者は、おるかな?

文王後天八卦

はい。
五行で言うと、「木」
易経で言うと、「巽(そん)」
方位で言うと、「東南」
十干で言うと、「甲」、「乙」
十二支で言うと、「辰、巳」
季節で言うと、「春の終わりから夏の初めにかけて」ー辰月、巳月(旧暦)
月で言うと、「辰(4)月、巳(5)月」(旧暦)
時間で言うと、「辰の刻ー午前7時から午前9時、巳の刻ー午前9時から午前11時」
色で言うと、「緑色」
味覚で言うと、「酸味」

です。

良し、いいぞ。

では、四緑木星の意味は、どうじゃ?

縁、香り、信用、取引、旅行、成長、調和する、つなぐ、整う、長い
です。

では、この東南の四緑木星の所に、北の一白水星が来ると、どうなる?
上手く行くかな?

ばっちりですよ。
前回みたいに、暗剣殺にはなりません。
「水生木」です。

八卦盤
後天定位盤(五黄中宮)
二黒
二黒中宮

ふふふ、・・・
東南の四緑木星の所に、北の一白水星が来る事を、易経では、「水風井(すいふうせい)」と呼ぶ。
井戸水の事じゃよ。
水は、人が生きて行く上で、欠かせぬ大切なものじゃ。
そして、井戸は、昔は、村の中にあり、共同で使っておった。また、涸れぬよう大事にしておった。
そこから、基本となるものを大事にして、共同して行く、と言われておるな。

さて、東南の四緑木星の所に、北の一白水星が来ると、どうなるか、皆は言えるかな?

恋愛関係や人間関係ならば、「整う」ですよね。
新しい関係が始まったり、互いの結びつきが良くなります。
穏やかな関係ですね。

仕事関係ならば、小さなビジネスから新規の取引が始まったり、遠方からの取引が始まったりして、上手く長く続きます。
信用力も付き、良いです。

健康ならば、冷えから来る、腸や呼吸器系に注意です。

金運ならば、大きく一気に儲かるのでは無く、小さな種銭から、着実に増えて行く、とでも言うのでしょうか。相手や周囲から、良い話を聞けそうですね。

外出先ならば、相手から歓迎を受けたり、遠方へ足を運んだりするには良いです。
買い物では、遠方からの物を購入したり、比較的、良い物に巡り合えます。

皆、良く理解しておるな。

東南の四緑木星の所に、北の一白水星が来ると、象意としては、
派手さは無いが、着実に育つ、と言える。
基本を大事にし、忠実に振舞えば、吉じゃ。

それでは、また、会おうぞ。

皆も、「風」のように、自由に動き、良き人との縁を結んで欲しいのう。

今年2022年は、年盤では無いが、月盤では2月と11月じゃ。
では、最後の質問じゃが、どっちが、良いかな?

へへへ、2月で~~~す。
11月は、「辛亥月」なので、「亥ー巳」が対冲となり、東南は、月破で~~~す。

おお~~~~、素晴らしい。

では、検討を祈る。
また、次回、会おうぞ。