【四柱推命】2024年、「甲辰」年の「辰」とは?ーその3

前回の「甲辰」年の「辰」では、地支について述べました。今回は、まとめとして、「甲辰」について、考えてみたいと思います。

弁天様、今日も、宜しくお願い致します。
友達も連れてきました。

初めまして、健太です。
今、中学2年生なので、来年の高校受験が心配です。

はい、こんにちは。
お若い方、初めまして。
では、今回は、天干地支も含めての「甲辰」年についてみましょう。

次の命式について、どう思われますか?

時柱日柱月柱年柱歳運

あ、歳運天干の「甲」、命式地支の「卯」と、歳運の「辰」が、結びついています。時柱の「乙」もありますね。
「木気」が、とても強くなると思います。

はい、そうです。
命式では、地支にしかない「木気」が、歳運の「甲」によって、一気に表面化します。

地支が、天干と結びつくことを、「透干(とうかん)」と言います。
地支の表面化しにくかった事象が、天干によって、表面化することを意味します。

つまり、この場合、「食傷星」へと、日柱の「癸」の力が流れて(漏れて)行きます。
食傷星に関係する事象が出てくる、と言うことになります。
比劫星の力が弱まりますので、周囲に流されないようにして下さいね。
スキルの取得、人間関係に於ける自己表現の在り方に注意しなければなりません。
食傷星を抑える「印星の金気」はありますが、「官星の土気」も弱いので、食傷星の独走的な行為(例:相手に対し、ついキツイ物言いをしてしまう、など)に注意して下さいね。

では、次は、どう考えられますか?

時柱日柱月柱年柱歳運

あら、・・・「戊」と「己」が「辰」と仲よくなっています。
「辰」は、「癸、戊、乙」の蔵干ですが、どう解釈したら良いのですか?

この命式では、今まで天干にしかなかった「土気の戊」が、「甲辰」が巡る事によって、「辰」と結びつきます。
こういう結びつきを「通根(つうこん)」と言います。
天干に、根が発生し、しっかりとした気になり、それが持つ事象が現れると言うことになります。

この命式では、印星の金気が強く、そこに官星の土気の増加となりますので、「土剋水」の影響が予測されます。
仕事や、女性ならば恋愛の件で、用心深くなられた方が良いです。
では、最後の問題ですよ。

時柱日柱月柱年柱歳運

地支が、「土気」ばかりな感じがします。
何か、特別な力が生まれますか?

このように、「辰」が来ることによって、「土気」の支が4つ揃う事を「墓庫(ぼこ)が開く」と言います。地支と言う「継続力はあるが、表面化しにくい」事柄が、4つ揃う事によって、一挙に表面化します。
この命式の場合、土気は「財星」にありますので、財運、男性ならば恋愛運も強くなります。

歳運、・・・難しいです。
こんなに、色々なパターンが出てくると、混乱してしまいます。

ほほほ、・・・
歳運だけではありませんよ。
以前にも、お伝えした通り、大運も見ていかないと、間違った鑑定となります。
また、パートナーの居られる方などは、付き合いが長くなると、お相手の命式の影響も受けますよ。

僕、どうなるのかな?
来年、絶対、志望校に受かりたいです。
でも、僕の命式、大丈夫かな?

四柱推命は、生年月日を、十干十二支の「八字」に置き換えて、大運、歳運を加味して、その人の運勢を読み解いて行くものです。
人生には、「四季」があります。
元々の命式が、自分の人生行路(四季の中)で、どう活かしていくか、また、逆に注意していくかを見て行かねばなりません。
ケティーさんも、健太君も、自分と同じ人など、世の中にいません。
似ている人は居ても、同じではありません。

さて、ここまで付き合って頂いた、お二人に、私からの鑑定をプレゼント致します。
覚悟は、宜しいですか?

・・・・しばらく、個別の鑑定・・・・

僕の命式、大運、歳運、って、こんな感じになるんですね。
悪い時期を事前に知る事が出来て、安心しました。
受験勉強、頑張りま~~~す。

あらら、私の今年は、「財運」バッチリ、でも出会いが?とは。・・・
でも、くじけません。
数年後の、大運の切り替わりが楽しみです。

御二人とも、お疲れ様でした。
是非、今後は、自分でも鑑定できるように、学んで下さいね。
そして、周りの人を、あなた方が鑑定する事によって、幸せに出来るようになって下さい。

それでは、また、お会いしましょう。