【四柱推命】同じ、五行の命式でも・・・
四柱推命の命式に於いて、日主が、同じ五行の方が、2人おられたとします。でも、同じ五行だからと言って、同じような運命や運勢になる事はあり得ません。他の五行(通変星)の力量の違い、男女差、大運の巡り方(順行、逆行)などを考慮して行くと、巷の簡単な占いでは正確な事は分からないかと思われます。今回は、この件について述べて行きたいと考えております。
下記の例は、同じ五行の「木気」を、日主とする命式です。
双方の違いが、お分かりになりますか?
「身旺」と呼ばれる「木気」のパターンの一例です。
「身弱」と呼ばれる「木気」のパターンの一例です。
双方に、優劣は、ありません。
ただ、有るのは、同じ「木気」でも、出方が違います。
「身旺」は、自分で、ドンドン開拓していく「自力型」。
「身弱」は、他とのバランスを計りながら行動していく「他力型」。
人は、その人生の流れの中で、「幸運期」と「停滞期」があります。
原名式(生年月日のみで見た運命)は、「身弱」であっても、大運、歳運の巡りで、「身旺」のような過ごし方をする時期もあります。
また、「身旺」であっても、大運、歳運の巡りで、「日主」が、他の五行に抑えられ、自力では、どうすることも出来ない時期も来ます。
御自分の人生は、今、どの時期に来ているのか?
積極的に振舞うのか否か?
新しく物事を始めて良いのかどうか?
今の自分を見直し、切るべき処は、切る方が、良いのか?
それを教えてくれるのが、占いだと、私は思います。
占いとは、「あなたは、こんな人だ。これは、変わらず、一生、続く。」と、決めつけられるのでは無く、
「あなたは、こういう傾向の星を持っているのだから、今の、この時期は、こういう振る舞いをした方が良い。
でも、数年後は、この星が廻って来るのだから、その時は、こうした方が良い。」
と、運気の流れが存在する以上、その流れに逆らうことなく、それを活かすように助言するものでは、無いでしょうか?
「万人向けの占い」の言葉は、一般論です。
個別論ではありません。