【四柱推命】自律と自立

自律と自立の「違い」を、皆様は、御存じですか?自立とは、「経済的自立」と言う言葉に見られるように、自らが行動していくことによって得られる外面的なことを意味します。自律とは、「己を律する」と言う言葉に見られるように、内面的な規範(マイルール)を確立することを意味します。両者は、言わば、車の両輪のようなものです。

例えば、様々な誘惑に対し、自律するから、誘惑に惑わさえれない。=自立できる。

逆も言えます。誘惑に惑わされない行動が出来た。=自律が生まれる。

これを占いの方から見れば、御自分が、自立、自律のどちらに偏りがあるのか否かがわかります。

日主:土気(戊、若しくは、己)の身弱の方の
五行バランス

1:こういう命式の方は、日主が弱いので、どうしても物事を最後までやり遂げるのが苦手です。自律心が弱く、他者からの援助に頼り、最初の意気込みが最後まで続かず、断念しがちです。

日主:火気(丙、若しくは、丁)の方の
五行バランス

2:こういう命式の方は、元気が良すぎて我儘になりがちです。自立心が強く、最後まで勢いが途絶えませんが、他者からの協力が得にくいです。

では、上記の命式の方の改善は、どのようにすれば良いのか?

1ならば、日主が土なので、先ず、土気を取り入れ、かつ、水気を取り入れることです。先ず、御自分のしたいことを明確化したうえで、行動することです。

2ならば、日主が、火気なので、先ず、水気を取り入れ、かつ金気を採り入れることです。御自分の行動を抑え気味にし、何か物事を行う際には、先ず周りとの関係性を考えることが肝要です。

何事も、バランスが肝心です。そのためにも、御自分の命式を知り、自立と自律の両輪が、上手く廻せるようにすることが、開運だと言えるのではないでしょうか?

占いとは、そのために存在するものです。