【四柱推命】同じ日生まれで、「陰」、「陽」の違いをみてみると・・・

前回の「陽干と陰干の違いー実際の命式でみると・・・」になります。今回は、同じ日生まれの場合を取り上げて考えて行きたいと思います。同じ日生まれであっても、その日主の「干」が「陰干」か、「陽干」の違いで、命式が違います。実例を挙げて、その事について述べて行きたいと考えております。

前回では、一日違いの「陽干」と「陰干」の例で見てみましたが、今回は、実際はあり得ないことですが、

同じ日で、「陰、陽」が違っていた場合、どうなるか、について見てみます。

例えば、1995年5月13日、午前10時生まれの女性の方が居られるとします。

この方の命式は、甲日生まれなので、陽干です。そして、命式は、以下のようになります。

時柱日柱月柱年柱 
正財 正官敗財通変星

同じく、1995年5月13日、午前10時生まれの女性の方が居られるとします。

本当は、この方の命式は、甲日生まれなので「陽干」ですが、この日を乙の「陰干」として見ると、命式は、以下のようになります。

時柱日柱月柱年柱 
天干
地支
偏官 偏官比肩通変星

前回と同じく、共通点と相違点が、お分かりになられますか?

赤字は、共通点。

黒の太字は、相違点です。

時柱の干支が、違うのは、日柱から導き出すものだからです。

各柱の「通変星」が違うのは、日柱から「通変星」が導き出されるからです。

今回は、「蔵干」まで掲載しておりませんが、両者を比較して言うならば、共に「身弱」の方ではありますが、甲の命式の方が、陽干なので、食傷、財星が、乙の命式より強いです。

四柱推命に於ける「誕生日を明確にすること」、「日柱が、全ての元となること」を、お分かり頂けたでしょうか?