【気学】「吉凶、動より生ず」と言う言葉があります。

気学は、生年月日を、9つの星に当てはめて鑑定するものです。生年の九星を「本命星」、生月の九星を「月命星」、生日の九星を「日命星」、生時の九星を「時命星」と呼びます。これらの星の組み合わせ方で鑑定して行くものです。特に、「動く」事に関しての占いに強みを持ちます。今回は、2020年の年盤を用い、吉方位を探す際に、気を付けて行くべき事柄について述べて行きたいと考えております。

気学とは、「動」の占術ですので、引っ越しや旅行の行先を決めたりする場合、とても役に立ちます。

写真2020年方位
九星図-2020年

上記は、2020年の方位図です。次の3つの凶殺は、あくまでも、どの方に於いても、共通する「凶方位」です。

五黄殺・・・東

暗剣殺・・・西

歳破・・・・南

また、人それぞれによって違う、本命殺、本命的殺と言うものもあります。

これらは、三大凶殺と言われる「五黄殺、暗剣殺、歳破」に比べ、凶意は落ちます。

本命殺とは、御自分の生まれた年(本命星)が、占いたい年の、どの方位に廻座(存在)しているかを指します。

本命的殺とは、御自分の生まれた年(本命星)が、廻座している正反対の方位を指します。

例えば、

2012年2月27日生まれの方なら、

本命星:六白金星ですので、

本命殺:東南

本命的殺:西北

となります。

この方の場合、2020年は、「東、西、南、東南、西北」が凶方位となります。

「吉方位」の選定の仕方ですが、

御自分の「星廻り」を見て、凶方位を除外していきます。

その後、残った方位の中から、御自分にとって、効果のある方位を選定していきます。

五行で「相生とか、比和の関係」であるものを選ぶと良いです。

その際、目的が、引っ越しなのか、旅行なのか、仕事なのか、遊びなのか、入院なのか、・・・

また、行先(滞在先)が、今後ずっとなのか、短期間(年、月、週、日、時間)なのかによっても、選定の仕方は、変わってきます。

しかし、凶方位に出かけなくては行けなくなった場合、どうすれば、その厄を最小限にするのか、と言う方法も、ちゃんとあります。

今回は、気学のみで見た場合についてをお伝えしておりますが、これに「四柱推命」を重ね合わすと、精度がもっと高まります。

「吉凶、動より生ず」と言う言葉があります。

人は、常に動き続けるものですし、各自の人生とは、その動いた結果でもあります。

御自分の動いた先だけが、人生の流れを表すものではありません。

他者との出会い(相手の星廻り)も、同じです。互いに影響しあって行きます。

この2つが、各自の人生を形作って行きます。