【四柱推命】「三合水局」について・・・

今回は、三合水局(さんごうすいきょく)の、命式の変化について述べて行きたいと思います。三合水局とは、十二支の中の「支」が、3箇所、とても強い結びつきを伴うものです。また、これは、生年月日の命式に存在するのみならず、大運、歳運、などの時間の推移によっても、起こることがあります。今回は、実例を挙げて述べて行きたいと考えております。

例えば、下記のような生年月日があるとします。1977年8月27日午前12時生まれ

このままで見ると、「火気」の強い命式で、日柱の日劫星と、土色の食傷星のエネルギーが強く、他の五行が少ない身旺の命式となります。

しかし、「三合局」と言う、十二支同士の強い結びつきにより、この命式は、下記のように変化します。

「三合局」と言うのは、「子、卯、午、酉」と言う正支(旺支)が、十二支間で、特定する他の支を引っ張り、その支の五行を変化させて行くことを意味します。

これには、4種類あります。

三合水局・・・申、子、辰

三合木局・・・亥、卯、未

三合火局・・・寅、午、戌

三合金局・・・巳、酉、丑

三合水局成立後の「日主:丙の方」の五行バランス

日主だけに注目せず、総合的に見ると、その結果、水気も、かなり大きい命式です。

すると、この命式は、日柱の「火気の丙」が、青色の「水気」と対立する相剋が激しい命式と判断できます。官星の位置に「水気」があるので、男性ならば、仕事上の悩みであるとか、女性ならば、仕事や結婚などの悩みが生じやすいかと思われます。

なお、この命式の場合、「水火激冲(すいかげきちゅう)」と言う、「青色の水気」と「赤色の火気」が、対抗する命式とも言えます。

このような「三合局」は、元々の命式だけに存在するのでは無く、大運、歳運との関係でも言うことが出来ます。

元々の命式に、「三合局」のうち、2つしか存在していない(三合局半会と言います。)

今回の「三合水局」で言えば、「子ー申」や「子ー辰」などが存在する。けれど、大運、歳運で、存在しなかった1つの支が来た場合、成立します。「子ー申」なら、「辰」が来る。「子ー辰」なら、「申」が来る。

この場合、期間限定とも言うべき「三合水局」となります。但し、その「支」が去れば、それまでの運勢も変化します。

元々の命式を見る上で、「三合局」や「方合」など、十二支同士の強い結びつきをきちんと見なければ、判断を誤ります。

時間が常に流れ続けるのと同様、元々の命式、そこへ来る時間の干支、その両方をバランスよく見て行くことが大切です。