【四柱推命】「三合金局」について・・・

今回は、三合金局の命式の変化について述べて行きたいと思います。三合金局とは、十二支の中の「支」が、3箇所、とても強い結びつきを伴うものです。また、これは、生年月日の命式に存在するのみならず、大運、歳運、などの時間の推移によっても、起こることがあります。今回は、実例を挙げて述べて行きたいと考えております。

例えば、下記のような生年月日があるとします。2007年8月15日午前2時

このままで見ると、「日柱の金気」が、月支に通恨している命式ですが、赤色の火気の官星、茶色の土気の印星が強く、日柱のエネルギーが奪われやすい身旺の命式となります。

しかし、「三合局」と言う、十二支同士の強い結びつきにより、この命式は、総合的に見ると、下記のような箇所に注意を促すものになります。

「三合局」と言うのは、「子、卯、午、酉」と言う正支(旺支)が、十二支間で、他の支を特定して引っ張り、その支の五行を変化させて行くことを意味します。

これには、4種類あります。

三合水局・・・申、子、辰

三合木局・・・亥、卯、未

三合火局・・・寅、午、戌

三合金局・・・巳、酉、丑

三合金局成立後の「日主:辛」の命式の五行バランス

例えば、この命式に「大運、若しくは、歳運」で、酉が来れば、どうなるでしょうか?

その結果、「巳ー酉ー丑」の三合金局が成立します。

また、「申ー酉」の「方合半会」となり、金気が、より増えることになります。

この命式は、日柱の「金気の辛」を守る比劫星の「金気」が、「三合金局」+「方合半会」により、一気に盛んになる身旺の命式と判断できます。

この間は、かなり自己主張が明確になり、何事にも、活動的になりますが、他者との関係性に於いて、かなりの用心が必要な時期だと思います。

なお、この命式の場合、「三合金局」+「方合半会」の金気が盛んなのは、期間限定と言うべきものです。大運、歳運から「酉」が去れば、運勢は変化します。

元々の命式を見る上で、「三合局」や「方合」など、十二支同士の強い結びつきをきちんと見なければ、判断を誤ります。

時間が常に流れ続けるのと同様、元々の命式、そこへ来る時間の干支、その両方をバランスよく見て行くことが大切です。