【四柱推命】「三合木局」について・・・

今回は、三合金局の命式の変化について述べて行きたいと思います。三合木局とは、十二支の中の「支」が、3箇所、とても強い結びつきを伴うものです。また、これは、生年月日の命式に存在するのみならず、大運、歳運、などの時間の推移によっても、起こることがあります。今回は、実例を挙げて述べて行きたいと考えております。

例えば、下記のような命式があるとします。2018年11月23日午前6時生まれ

一見すると、日主:「己」、年柱に「戊」、「戌」、月柱に「亥」があり、「土気」の勢いが盛んな命式のように思えます。

しかし、「三合局」と言う、十二支同士の強い結びつきにより、この命式は、下記のように変化します。

「三合局」と言うのは、「子、卯、午、酉」と言う正支(旺支)が、十二支間で、他の支を特定して引っ張り、その支の五行を変化させて行くことを意味します。

これには、4種類あります。

三合水局・・・申、子、辰

三合木局・・・亥、卯、未

三合火局・・・寅、午、戌

三合金局・・・巳、酉、丑

総合的に見れば、この方の命式の場合、緑色の木気の官星が大きく、日主の土気の比劫星を剋しています。こういう時は、金気の食傷星で、多すぎる木気を剋せることが出来れば良いのですが、それもありませんので、男性ならば、仕事の重圧、女性ならば、仕事や結婚問題で、悩みが増すことが多い命式であると思われます。

三合木局成立後の「日主:土気の方」の五行バランス

今回の方のような命式で無い場合でも、元々の命式に「亥ー未」が存在した場合、大運、歳運に「卯」が来ると、「三合木局」が成立し、一気に「木気」が増え、その象意が現実面で表面化してきます。

また、元々の命式に「寅ー辰」があれば、大運、歳運に「卯」が来たり、元々の命式に「卯ー辰」があれば、大運、歳運に「寅」が来ると、「方合」が成立し、一気に「木気」が増え、その象意が現実面で表面化してきます。

命式を見る上で、「三合局」や「方合」など、十二支同士の強い結びつきをきちんと見なければ、判断を誤ります。

時間が常に流れ続けるのと同様、元々の命式、そこへ来る時間の干支、その両方をバランスよく見て行くことが大切です。