【四柱推命】「三合火局」について・・・
今回は、四柱推命ー「三合火局」について、述べて行きたいと思います。四柱推命に於いて、「三合局」とは、特定の「支」同士が、固く結びつき、その象意を表出してくるものです。これには、4種類があります。「三合火局」とは、そのうちの一つです。分かりやすくするために、実例を挙げて述べて行きたいと考えております。
例えば、下記のような命式があるとします。2005年6月23日午前0時過ぎの生まれ
時 | 日 | 月 | 年 |
壬 | 戊 | 壬 | 乙 |
子 | 寅 | 午 | 酉 |
日主:「戊」の土気の方です。月柱の「午」と痛恨(火土同根の法則)しており、一見、「土気」が強そうに見えます。
しかし、「三合局」と言う、十二支同士の強い結びつきにより、この命式は、下記のように変化します。
時 | 日 | 月 | 年 |
壬 | 戊 | 壬 | 乙 |
子 | 寅 | 午 | 酉 |
「三合局」と言うのは、「子、卯、午、酉」と言う正支(旺支)が、十二支間で、他の支を特定して引っ張り、その支の五行を変化させて行くことを意味します。
これには、4種類あります。
三合水局・・・申、子、辰
三合木局・・・亥、卯、未
三合火局・・・寅、午、戌
三合金局・・・巳、酉、丑
例えば、この命式に「大運、若しくは、歳運」で、戌が来れば、どうなるでしょうか?
今回の命式は、元々の命式に「三合火局半会」ですので、大運、または、歳運に、「戌」の十二支が来ると、「三合火局」が成立します。
本来であっても、日主の比劫星が剋する財星が強すぎて、反剋されているやも知れません。女性ならば、財運、男性ならば、財運、異性運に注意が必要です。
それが、「三合火局」が成立すると、より強く、その象意が表面化していきます。
しかし、同時に、こういう時は、「水火激冲」となる青色の水気の財星との関係に注意が必要です。
なお、この命式の場合、「三合火局」で、火気が盛んなのは、期間限定と言うべきものです。「戌」が去れば、また運勢も変化します。
元々の命式を見る上で、「三合局」や「方合」など、十二支同士の強い結びつきをきちんと見なければ、判断を誤ります。
時間が常に流れ続けるのと同様、元々の命式、そこへ来る時間の干支、その両方をバランスよく見て行くことが大切です。