【四柱推命】+【気学】気学に於ける「金運」とは・・・

「金運」を気学から見てみます。気学から見て、「金運」は、九星の中でも、特に、2つの方位の象意(方位の持つ特徴)から考えて見ることが大切です。本当は、九星全てに「金運」が関係するのですが、その中でも、七赤金星と八白土星が、重要です。但し、両方の「金運」に於ける役割は、違いますので、そこに注意しなければなりません。今回は、実例を挙げて、それらについて述べて行きたいと考えております。

九星図わかりやすい
九星図

九星から見ると、実は、どの方位も「金運」を考えるに当たっての象意を持ち合わせています。

例えば、東南の四緑木星は、信用や縁を象意として持ち合わせていますので、御商売をされている方にとっては、重要な方位となります。

また、西北の六白土星は、神仏の加護や引き立てを象意として持ち合わせていますので、取引や契約にとっては、重要な方位となります。

しかし、九星盤から見ると、以下の2つの方位が、「金運」にとって特に大切な方位となります。

西:七赤金星・・・動産(現金など)

東北:八白土星・・不動産

皆さま其々の状況によって、「西」を大切にする方が「東北」より、先にするか後にするかは、違います。

それは、資産をお持ちの場合などや、または、年齢から考えた場合から、そう判断することがあります。

また、皆さま其々の四柱推命の命式や考え方によって、「西」重視で行くか、「東北」重視で行くかの違いもあります。

例えば、

赤水火激冲
財星の「金気」が命式にない場合

上記のような四柱推命の命式をお持ちの男性の方の場合、財星である「金気」が、命式にありません。

すると、「女性や財を欲しい、欲しい」と思う気持ちが強まるほど、空回りしたり、執着の度合いが強くなります。

打開策としては、日主の赤色の「丙、丁」に合わせ、大運や歳運で、金気が巡って来るのを待つか、日頃から、金気を採るような行動をするか、金気が良い方位に回ってきた時に旅行などを行うか、です。

「金運」と言うものの持つ言葉ひとつを取っても、御自身で、その欲する処をもう一歩深く考えて見れば、今、自分にとっての欲しい「金運」の有り様が分かってきます。

その上で、欲しい「金運」を得られるよう行動すべきです。

巷で言われる「西は、金運」と言うものでは無く、「自分にとって、必要な金運は、どの方位が象意として持ち合わせているのか?」

そういう観点で、金運や気学を見ると、御自身による、新たな発見に繋がります。