【四柱推命】恰好いい命式、「輔映湖海(ほえいこかい)」とは・・・

四柱推命の命式に於いて、「格好のいい命式」、若しくは、「美しい命式」と言うものは、存在します。例えば、「輔映湖海(ほえいこかい)」と言われている組み合わせの五行が、その中の一つです。今回は、その「輔映湖海」について、実例を挙げて述べて行きたいと考えております。

「輔映湖海(ほえいこかい)」とは、「大海の壬」に、「太陽の丙」が、照らし輝いている、と形容され、素晴らしい自然の風景であるとされます。お互いが、お互いを引き立て会う、キラキラしていて華やかさがあるとも言えます。

太陽と海

このような五行を、御自分の命式にお持ちの方は、男性ならば、「仕事運」、女性ならば、「仕事運」、「異性運」に、ツキがあります。

例として、1988年10月18日 午前8時生まれの方が居られるとします。

その方の命式は、下記のようになります。

時柱日柱月柱年柱
命式

月柱に「壬」、日柱に「丙」があります。「輔映湖海」のようになりますが、この方の場合の注意点があります。

鍵を握るのは、五行図で言うところの、

火
赤身旺
今回の例の、五行バランス図

黄色の「財星」と、緑色の「印星」です。

赤色の「丙」の火気から見て、身旺、若しくは、身弱にもよりますが、青色の「壬」の水気の前後に位置するものが、鍵となります。

今回の例では、他の五行が、火気と土気が強く、金気と木気が、蔵干にしか無く、弱いです。全体的に見て、茶色の土気の食傷星が大きく、青色の水気の官星を剋し、バランスの取れた中庸の形の命式ではありません。

また、「丙」と「壬」の星自体が、大運、歳運の巡りで、その大きさのバランスが、両者の間で、取れているかどうかも考えねばなりません。

命式中にある「輔映湖海(ほえいこかい)」を活かすのも殺すのも、それを取り巻く五行バランスにあります。

いくら、良い名称で呼ばれる五行の星があっても、時々刻々と移り変わる時の流れによって、その内容は変わって行きます。

御自分の運気の流れを、どう捉えていくか、そこに、開運の秘訣があると言えます。