【四柱推命】五行相生の罠?-1、木生火について考えて見る

今回は、五行に於ける「相生(そうしょう)ー木生火(もくしょうか)」について考えてみます。「相生」と言うのは、互いを活かし合う関係性の事を言います。今回は、木の五行である「甲、乙」は、火の五行の「丙、丁」と相生の関係になるかどうかについての検証について述べて行きたいと考えております。

例えば、次のような命式の方がおられるとします。日主が木(甲)の方です。

木甲

この方の場合、食傷が、火の五行になります。

甲は、森  「木」です。

そこに、火の

丙 太陽 「太陽」や、   丁焚火「燃える火」が来たら、どうなるでしょうか?

甲=木にとって、両者は、欠かすことの出来ない関係(木には、太陽が必要であり、燃える事によって役に立つ。)を持ちますので、「吉」と見なします。

では、乙の場合は、どうでしょうか?

乙は、 「草花」です。

そこに、火の

丙 太陽 「太陽」や、   丁焚火「燃える火」が来たら、どうなるでしょうか?

乙=草花にとって、丙は、欠かすことの出来ない関係(太陽の光が、草花には必要)を持ちますので、「吉」と見なします。

しかし、乙にとって丁が近くにあると、燃やされてしまいます。吉とは言えません。

以上を見てわかることは、

「木生火」と言っても、「乙と丁」は、そうは言えないと言う事です。

命式に「相生」の五行があるから良いと、単純に考えてはなりません。

もう一歩踏み込んだ所まで見て行かないと、ならないものです。

また、そういう奥深いものが、四柱推命です。