【気学】2020年の年盤と7月の月盤を重ねてみると・・・

7月も早や、10日を過ぎ、旧暦では、「癸未(みずのとひつじ)月」となりました。五行では、火気に属す「未」ではありますが、四柱推命では、「墓支(ぼし)」の扱いとなり、純粋な火気では無く、他の五行を含んだ雑気の五行でもあります。今回は年盤と月盤を重ね合わせて、この月の吉方位を出してみたいと思います。その上で、各自の命式に於いて、五行の強弱を加味した際の、注意点について述べて行きたいと考えております。

コロナ禍によって、未だに先行き不透明な日々が続いていますが、皆様方に於かれては、如何お過ごしでしょうか?

さて、今回は、2020年の年盤と、7月の月盤を重ねてみると、どういうことが言えるのかについて書いてみます。

下の図は、2020年の年盤です。2月4日からが、庚子年となります。赤字が、「三大凶殺」と呼ばれるものです。東、西、南が、宜しくない方位となります。

2020年盤

下の図は、2020年の月盤です。7月7日からが、癸未月となります。赤字が、「三大凶殺」と呼ばれるものです。東、西、東北が、宜しくない方位となります。

202007月盤

上記の2つを重ねてみると、北、北西、東南、南西が、凶殺を受けていない方位となります。

3泊以上の旅行、並びに、引っ越しなどとなると、年盤と月盤両方の凶殺を除いた方が、良いです。

但し、2泊までの旅行や移動なら、月盤重視で、東、西、東北を避けるのが、良いかと思います。

しかし、人によっては、年盤・月盤を重ね合わせた残りの「北、北西、東南、南西」が、必ずしも「吉方位」とならないことがあります。

例えば、北は、年盤「乙巳」、月盤「戊子」が来ていますが、

本命殺、本命的殺に該当したり、また、そこに「御自身の四柱推命の干支」を加味して行くと、「北」が、吉方位とならない場合もあります。

干支から見て、

「水気」や「土気」が多い方にとっては、避けた方が良いとも言えます。

逆に、「水気」や「土気」が少ない方にとっては、吉方位となるとも言えます。

それは、他の「北西、東南、南西」についても、同様のことが言えます。

本命星だけで見ても、なかなか簡単に「吉方位」を見つけることは難しいですが、そこに四柱推命の命式を併せてみると、もっと数が少なくなっていきます。

気学は、四柱推命と同様、吉・凶の判断は、一般論として、「ひとつの星=本命星」だけを見て決めるものではありません。

生年の「本命星」、生月の「月命星」、生日の「日命星」、また「月命傾斜宮」は、誰でも、生年月日によって決定されています。

御自身が、「どうなりたいか?」を考慮した上で、「吉方位」を選択することが大事です。

そのための方位学が、気学です。