【気学】道真さんに聞きましたー10:「九星と象意ー1:美人の方位」は、あるのですか?

前回に引き続き、 京都の北野天満宮におわします「菅原道真公」と、一人の「気学の知識が少しある女性」との「気学」を巡る対話です。今回は、「九星と象意ー1:美人の方位」に関するお話です。

道真様、こんにちは。
実は、私、友人から道真様の事をお聞きし、是非、お会いしたいと思い、来ました。
今日は、宜しくお願い致します。

ふむ。・・・
さて、何について、知りたいのじゃ?
お主は、気学に関する知識はあるのか?

はい、少しですけどあります。
友人が、道真様は、何でも答えてくれる「快刀乱麻」のような御方だと言っていました。

わはは、・・・・
嬉しい事を言ってくれるのう。

で、何が聞きたい?

はい。

私も友人と同様、気学を学んでいます。
気学に於ける九星には、それぞれ特徴があり、飛泊(ひはく)の法則により、時間の進行と共に、その位置を変えて行くのは理解しています。

それで、え~~~と、・・・
私、個人的な事なのですが、もっと美人になりたいです。
気学の吉方位を利用して美人になる秘策をお授け下さい。

ぶっ・・・
び、美人とな。
今のままでも良いと思うがな。

道真様は、女子の気持ちをお分かりになられておりません。
昨日の自分よりも、一ミリでもいいから綺麗になりたいのは、どの女子も思っております。
どうか、お願い致します。

ふ~~~む。
仕方ない。
「美人」に関する象意を持つ話をする事にしよう。

八卦盤
八卦図
九星図わかりやすい
九星図

上の図は、左が「八卦図」、右が「九星図」じゃよ。
さて、お主が知りたい「九星」に於ける美人の方位とは、実は、全てに含まれておるぞ。

そ、そんな。・・・・(ガックリ)・・・・
何故ですか?

九星それぞれの気を活かす、と言う事は、結局、その象意の良き所を身に付ける、と言うことじゃからな。
良き所を見に付ければ、その人物が光り輝く、つまり、美人になる、と言うことじゃ。
例えば、「二黒土星」の方位を上手く活用すれば、地道ながらも家庭的な美人になるぞ。

はぁ、・・・
そういう意味で仰られたのですね。・・・
何だか、私の意図する所と違う答えのような気もするのですが・・・
ちなみに、他の方位は、どうでしょうか?

ふ~~~む。
これも何かの縁じゃ。
クイズにするから、答えられるかな?

はい。頑張ります。

先ずは、五行の「木気」からじゃ。
木気に属する九星は、「三碧木星」と「四緑木星」じゃ。
それぞれの「象意」は、何かな?

「三碧木星」は、易では「雷」ー季節は春ー方角は東です。
象意は 「行動が素早い」、「何事にも積極的」

「四緑木星」は、易では「巽(風)」ー季節は春から夏ー方角は東南です。
象意は 「人との縁、信用」、「調っている(=過不足の無い)」、「物事の成就」

ほう、素晴らしいぞ。
正解じゃ。
では、「火気」に属する「九紫火星」は、どうじゃな?

「九紫火星」は、易では「離(火)」ー季節は夏ー方角は南です。
象意は 「華やか」、「情熱的」、「学問」

これまた、正解じゃ。
「土気」に属する「二黒土星」、「五黄土星」、「八白土星」は、どうじゃな?

はい。
「二黒土星」は、易では「坤(土)」ー季節は夏から秋ー方角は西南です。
象意は 、先ほど道真様が仰った「地道な努力を続けられる」、「家庭的」

「五黄土星」は、・・・・・
元々、中央に位置するので、季節や方角はありません。
象意は 「帝王=強い」、「中央」、「破壊と混乱」

「八白土星」は、易では「艮(山)」ー季節は、冬から春ー方角は東北です。
象意は 「変化や改革」、「相続、親戚関係」

いいぞ。
では、「金気」に属する「六白金星」、「七赤金星」は、どうじゃ?

嬉しいです。

「六白金星」は、易では「乾(天)」ー季節は秋から冬ー方角は西北です。
象意は 「気品、尊敬」、「指導者的役割」

「七赤金星」は、易では「沢」ー季節は秋ー方角は西です。
象意は 「愛嬌がある」、「人と話したり、物事を楽しむ事が好き」

ほう、素晴らしい出来栄えじゃ。
最後は、「水気」の「一白水星」じゃぞ。

はい、全問正解を目指しますね。

「一白水星」は、易では坎(水)ー季節は冬ー方角は北です。
象意は「秘密」、「困難や苦労」

ほぉ~~~~、パーフェクトじゃよ。
それだけ分かっておったら、どの方位を採(と)れば、目指す「美人」の状態になれるか分かるじゃろ?

全問正解出来て嬉しいです。

こうして見ると、私、やはり「四緑木星」、「七赤金星」か「九紫火星」がいいです。

ふ~~~む。
お主が選んだのは、まさしく「美人の三方位」じゃよ。
番外編として「一白水星」もあるが、「水気」は「情」じゃ。「水も滴(したた)る美人」と言う言葉もあるが、「悪女の深情け」と言う言葉もあり、使い方が少し難しい。

後は、四柱推命での「自分の命式」や、気学での「本命星・月命星・日命星」を加味して、自分の目指す美人の吉方位に、旅行や引っ越しなどを行えば、効果絶大じゃな。

はい、頑張ります。
こうしてお会い出来、道真様に後押しをして貰った感じがします。
先ずは、「・・・」の吉方位に行きます。

ふむ、ふむ。
敢えて言わずとも、お主の考えておる事は、よ~~~う分かるぞ。
何しろ、わしは、「神」じゃしな。

とにかく、吉方位を使う時は、
自分の生年月日への正しい理解
行きたい方位(求めたい効果)を正しく選択

この二点に尽きる。

それでは、次に会う時に、その後の報告を聞くのを楽しみにしておるぞ。
健闘を祈る!