【気学】道真さんに聞きましたー13:九星と象意ー4「試験に強い方位」を教えて下さい。

前回に引き続き、 京都の北野天満宮におわします「菅原道真公」と、一人の「迷える受験生」との「気学」を巡る対話です。今回は、「試験に強い方位」に関するお話です。

道真様、僕の事を覚えてらっしゃいますか?
以前、北野天満宮にお参りさせて頂いた者です。
本日は、お願いがあって、参りました。

ほう、お主か。・・・
覚えておるぞ。
賽銭を幾らにするかで、賽銭箱の前で悩んでいたじゃろ。
ガハハハッ・・・・

えぇ?
そんな事まで覚えてらしたのですか?
恥ずかしいです。

で、何じゃ?
わしに、何の用があるんじゃ?

実は、来年の高校受験の事なんです。
後、半年も無いのに、焦るばかりで、勉強が手に着きません。
ぼ、僕、一体、どうしたら良いのか、・・・(涙目)・・・

う~~~ん。
受験生なら、みな、思うことじゃのう。
よ~く、分かるぞ。
しかし、「人事を尽くして天命を待つ」と言う言葉があるように、勉強せずに合格する訳が無いぞ。

そ、・・・それは、重々、承知しております。
でも、受験の事を考えると、勉強していても、集中出来ないんです。

ふん、仕方ないのう。
わしも、受験生の守り神と言われておる。
多少のアドバイスくらいなら、して進ぜよう。

お、お願いします!
ぼ、僕、絶対、志望校に受かりたいんです。

八卦盤
後天定位方位盤
2021年 十干・十二支・九星 年盤
2021年 十干・十二支・九星 年盤

上は、「後天定位盤」と言って、基本となる方位盤じゃ。
下は、それが2021年には、どのように変化して行っておるのかを表したものじゃ。

何だか良く分かりませんが、下の今年の方位盤で「赤」が3つあることだけは分かります。

ははは、・・・それで良いぞ。
赤の方位は、「凶方位」じゃ。
今年は、東南、西南、西北じゃよ。

えぇ~~~~?
ぼ、僕の行きたい高校は、家から見て、北西にあります。
あぁ~~~、もう落ちる事は確定したんですね。・・・(涙目)・・・

馬鹿も~~~ん。・・・・
これは、今年と言ったじゃろ。
まして、「凶方位にある学校=落ちる」と言う、その短絡的な思考が一番、問題じゃ。

これだから、素人は困るのう。・・・・(溜息)・・・・

でも、僕、・・・僕、・・・その学校に受かりたいです。
何とかお願いします。

ふん!・・・
仕方ないのう。

気学はのう、「動の運命学」とも言われておる。
行動によって、己の運命を変えて行くもんじゃよ。

お主の場合、生年月日から見た「四柱推命」も合わせて見れば、自ずと答えが出てくるんじゃ。

は、早く教えて下さい。・・・・

三合2
受験生の命式

そうじゃな。
日主:木気が小さい「身弱」
黄色の官星からの「剋」を受けて、集団からのプレッシャーに弱い。
赤色の食傷星に力が無いため、そういうプレッシャーを撥ね退ける力に欠けておる。
基本的に、緑色の「木気」を強くし、その上で、赤色の「火気」を強めるが良い。

「木気」とか「火気」とか言われても、分かりません。
森に行ったり、花火をする事しか思いつきません。

ははは、・・・・
そうじゃな。それも、ひとつのアイデアじゃが、毎日は出来んな。
わしのお勧めは、方位を活用して勉強することじゃ。勿論、家でも、外でもそうする事じゃ。

方位を活用?・・・

それはのう、2021年は「お主は、「木気」が弱いから、「木気」の方位に移動して勉強することじゃ。
「木気」とはな、「成長」を意味する「気」で、色は「緑色」、方位は「東~東南」、
十干十二支で言うと、2種類あって、
干なら、甲、乙
十二支なら、寅、卯
が、お勧めじゃ。

そ、そうなんですね。
「木気」か~~~~~。

緑色のペンとか、ノートや、カバンでも良いのですか?

そうじゃな。
そういう、日常、使用するものに、応用するのも良いな。

それにな、さっきも言うたじゃろ。
「気学は、動の運命学」とな。
もうひとつの方法として、月単位で、「木気」の方位に移動すれば良い。
引っ越しともなれば、「年盤」も重視せねばならんが、今回は、そうでは無いしのう。

月で見ると、以下が候補となる。いずれも、「木気」を強める方位じゃ。
10月:北、南
11月:南、東北
12月:西、東北
1月:西北
2月:西北

これらは、さっき言ったように「月単位」じゃよ。
月毎に、方位に流れる「気」は変わっていくのでな。
それを上手く利用すれば良い。

受験は「戦略」と「戦術」じゃ。
日々の生活の中で、「家の中で、学校で、それ以外の、塾や図書館などの場所で」と言う、3つの場所を上手く使いこなす事が、成功への近道であり、王道である。

お主は、一冊の問題集も満足に仕上げぬまま、次から次へと、参考書や問題集を買い込みフラフラとしておるようじゃしな。
全く以って、言語道断じゃ。
知識を得るには、先ず、一冊の本を徹底的に読み込み、攻略してから、次の一冊に行く。
そうすれば、2冊目以降は、スイスイと行けるはずじゃ。

どうじゃ、分かったか~~~~~~。

やっぱり、神様の言う事は、凄いです。
当たり過ぎてて、身に沁みます。

今日は、有難うございました。
早速、家に帰って、考え直してみます。

それでは、さようなら・・・・(足早に去って行く)・・・・・

お~~~い。

追加の賽銭を忘れておるぞ。
来年、必ず、わしの所に来るんじゃぞ~~~~~~。