【四柱推命】五行相生の罠?-4、金生水について考えて見る
今回は、「五行相生」の中の、「金生水(きんしょうすい)」について述べてみたいと思います。金と水とは、どういう関係なのか、どういう条件ならば、ベストな「金生水」となるのか?五行で言う所の、金気の「庚、辛」と水気の「壬、癸」との関係について述べて行きたいと考えております。
例えば、日主(自我を表す日干支)が、金気(庚、辛)の生まれの方が居られるとします。
この場合、「金生水」は、比劫の日主の「金気」から食傷の「水気」へともたらされます。
金気には、干で言うと、「庚、辛」が、該当します。
受け手となる「水気」は、「壬、癸」となります。
金は、庚の斧、 や、辛のとなります。
壬は、川が海に流れて行く、滔々とした大河のような大きい水の流れを表します。
「庚」は、斧(鉄鉱石)であり、あまりにも水が多いと、錆びてしまうと見なし「吉」とは見なしません。
「辛」は、宝石ですので、「陶洗ーとうせん(磨き洗う)」の関係となり、「吉」と見なします。
癸は、雨です。
「庚」は、斧(鉄鉱石)であり、水滴のため、錆びてしまうと見なし「吉」とは見なしません。
「辛」は、宝石ですので、水滴が宝石を曇らせてしまうことから、、「吉」とは見なしません。
以上を見てわかることは、
「金生水」と言っても、実際は、そうは言えないと言う事です。
命式に「相生」の五行があるから良いと、単純に考えてはなりません。
もう一歩踏み込んだ所まで見て行かないと、ならないものです。
また、そういう奥深いものが、四柱推命です。