【四柱推命】運気の変わり目とは・・・(2)三合局(さんごうきょく)について

前回は、四柱推命で言われる「方合」について述べてみましたが、今回は、「方合」と同様、十二支の組み合わせの中で、特定の「支(十二支)」同士の結びつきが発生した場合について述べます。それは、「三合局(さんごうきょく)」と言うものです。これは、方合とは違い、隣り合う干支同士を言い表しません。360℃の円形に配置された十二支同士の中で、120℃毎の支の結びつき、が大変、強い事から言われているものです。今回も、実例を挙げて解説していきたいと考えております。

方位盤
気学盤(十二支図と方位図)

上記の図の中で、十二支は、4つの「気」に分類されます。

三合木局(木気)・・・亥・・未

・ 三合火局(火気)・・・寅・・戌

・ 三合金局(金気)・・・巳・・丑

三合水局(水気)・・・申・・辰

これらの「気」は、各グループのカラーで書かれている気(正支)を中心とした、強い結びつきを持つものです。

「三合~局半会」と言うものもありますが、基本は、三合水局で言えば、「申―子」、「子ー辰」のように、正支を含んでいないと成立しません。

しかし、命式に「三合局」が成立していなくとも、「方合」と同様、これらの支が、命式や大運、歳運に巡って来ると、三合局が成立し、その通変星の力が強くなります。

例えば、1980年 4月 22日 午前11時 男性

時柱日柱月柱年柱 
四柱推命の命式

上記の黄色のラインマーカーの太字をご覧ください。

本来なら、辰は、土気であり、申は、金気です。

この方の場合、「子」がありませんので、命式では「三合水局」は成立しません。

故に、通常ならば、辰の働き、申の働き通りの象意をもたらします。

しかし、ここに大運、歳運で水気が巡ると、それは、一変します。

大運(34-43歳):甲申

歳運(2020年):庚

三合水局(水気)・・・申・・辰

となり、水気が一気に増えます。

元々の命式では、

三合1
本来の命式のバランス

が、

三合2
歳運の影響を受けた命式のバランス

のような形になります。

男の方ですので、官星の増大により、仕事での重責が、以前に増して多いかと思われます。また、印星も大きくなりますので、何かを学ぶには良い時期だとも言えます。

但し、身弱の方なので、本来の開運には、日主の「乙」を強める=木気(特に、甲)が巡って来た方が、良い命式です。

34歳からの5年間は、大丈夫だと思われますが、39歳からの5年間は、金気が強まり(官星が強まる)ます。

大運の後半5年間は、自分自身の根をしっかり持っていないと、周囲からのプレッシャーに負けてしまいます。

この方の場合、三合水局が「印星」に該当しますが、人によっては、五行の通変星が該当する場所も違ってきます。

巡り来る時の流れを、どう活かすか、それを教えてくれるものが、占いと言うツールです。