【四柱推命】運気の変わり目とは・・・・(1)方合について

四柱推命の法則の中で、「方合(ほうごう)」と言うものがあります。これは、干支の中でも、特定の「支(十二支)」同士の結びつきを呼びます。十二支は、4つに大別されます。季節(春夏秋冬)や方位(東西南北)と同じです。そのように4つに分けられたものを「方合」と呼び、その中での支同士の結びつきは、大変、強いものです。今回は、その件について、実例を挙げながら述べて行きたいと考えております。

方位盤
十二支図+方位図

上記の図の中で、十二支は、

  • 東方合(木気)・・・寅・・辰
  • 南方合(火気)・・・巳・・未
  • 西方合(金気)・・・申・・戌
  • 北方合(水気)・・・亥・・丑

と言う4つのグループに分けられます。

具体例を挙げてみます。

2008年 1月 29日 午前6時 男性

時柱日柱月柱年柱 
命式

黄色のラインマーカーの太字に注意してください。

「北方合」で言うところの2つが存在します。

けれど、「方合」とは、中心となる「正支」ー各方合の中心となる支(上段の、カラーで書かれた支)が無いと成立しません。

「方合半会」と言うものもありますが、基本は、「亥―子」、「子ー丑」のように、正支を含んでいないと成立しません。

この方の場合、「子」がありませんので、命式では「方合」は成立しません。

しかし、大運、歳運を見てみますと、以下の結果となります。

大運(8-17歳):壬子

歳運(2020年):庚子

となります。

故に、今年は、大運、歳運とも「子」なので、

北方合(水気)・・・亥・・丑

が成立します。

図示しますと、

命式では、

方合2
日主「土気(戊、若しくは、己)」の五行バランス

ですが、

大運、歳運を加味していくと、

2方合
大運、歳運を加味した日主「土気(戊、若しくは、己)」の五行バランス

となり、バランスの取れた良い形になります。

この方の場合、日主が「土気」の方なので、水気に当たる方合が「財星」に該当しますが、日主の「干」が違えば、また、該当する「通変星」も違ってきます。

以上、見てきたように、御自分の命式に「方合」が無くとも、巡り来る「大運」、「歳運」や、対人関係(相手が、自分に無い支を多く持っている場合)に於いて、「方合」が成立します。

御自分の命式を基に、人生の流れを推測出来ることは、とても良いことだと思われませんか?

占いは、そのためのツールです。