【気学】+【京都で開運】道真さんに聞きましたー2:「気学と和菓子のおいしい関係・2」
前回に引き続き、道真さんが、今度は、京都ビギナーの2人から「和菓子」についての質問を受けます。
始めまして。私たち、京都は、初めてです。
何でも、道真様は、和菓子がお好きだと聞いております。
ほほう・・・・誰ぞから聞いたようじゃな。
さて、何が聞きたいのじゃ。
あのう、和菓子を頂く際、気学的な見方から「色で選ぶ」と言うのは、わかりますが、他にも、占いの観点から見た基準がありますか?
ふふふ・・・
和菓子に使われている材料から「五行」を考えてみたりする、と言うのもあるぞ。
和菓子は、小豆だけで作られているもんでは無いしのう。
例えば、新年に食べられる「花びら餅」には、何が使われているかご存じか?
え~~と。
白玉粉と、砂糖と、白みそと、牛蒡とかな・・・?
そうじゃな。
大体は、合っておる。
そもそも「花びら餅」は、平安時代の宮中行事の「歯固めの儀式」から来ておるのじゃ。本来は、菱葩餅(ひしはなびらもち)とも言うのじゃ。
「おせち料理」のような意味合いを持つものであり、変遷を経て、明治になり、茶道の方でも「初釜」に使われることとなり、今のように新年の御菓子となったのじゃ。
その中の「牛蒡」なぞは、根菜であり、薬膳で言う冬野菜じゃ。気学で言う「北」じゃのう。だからこそ、冬に食べると、身体を温める食材じゃ。
今は、冬の時期だから、花びら餅が、良いのですね。
でも、他の季節は、どうなんだろうね。・・・
ふふふ・・・
お若い方たちよ。
では、夏は、どうじゃ?
ご存じか?
え~~~と。
水無月とか、土用餅とかかな。
ほう、お若い方たちは、日ごろから研鑽を積んでおられるようじゃ。
感心、感心。
水無月は、6月30日に、「夏越(なごし)の祓い」で食べる「邪気払いの小豆、氷を表す△の形」が基本じゃ。
土用餅は、夏の土用の時期(7月後半)に食べる「邪気払いの小豆を餡にして、お餅と合わせる」が基本じゃ。
どちらも、小豆の力を借りて、夏の【大暑】を乗り切ろうと言う古人の知恵から生まれたものよ。それに、小豆は、漢方や薬膳の分類では、「土(気)ー甘ー脾ー温寒の平(中間)」に分類されておる。
和菓子には、日本古来からの伝統や文化が詰っておる。
今後も、心して頂くものぞよ。
道真様、本日は、有難うございました。
それでは、今から、京都の和菓子を食べ歩きに出かけてきますね。
よし、よし、・・・
和菓子を通じて、京都をもっと知るが良い。
またの報告を待っておるぞよ。