【四柱推命】命式に於ける「通根」について

今回は、久々に「弁天さん」にご登場して頂いております。今日、弁天さんに相談しているのは、コロナ禍で不安になっている一人の女性です。彼女の命式から、四柱推命の「通根」についても解説して行きたいと思います。

私、コロナの先行きの事を思うと、心配で、心配で、・・・・
私の命式から見ると、来年、大丈夫でしょうか?

はい、それでは、あなたの命式について見てみましょうね。
生年月日を仰って下さいね。

1987年9月11日、午前8時10分頃です。

丁卯年、己酉月、癸亥日、丙辰時のお生まれなのですね。

命式から見ると、あなたは「子丑」空亡の方です。
また、大運(10年運)から見ても、あなたは、29歳から48歳までの大運の空亡の時期でもありますね。


2020年と2021年は、ダブル空亡なのですね。
あぁ~~、何か悲しくなってきました。
今、33歳だから、後、48歳までの15年間、何をやっても駄目なんですね。
どうすれば、良いのでしょうか?

いいえ、何をやっても、駄目な訳ではありませんよ。
どう過ごすかが、最大の課題なのです。
あなたは、丁度、人生の中期に大運空亡が来ています。だから、どのような人生を送るか、と言う悩みが最もきついかも知れません。
それに、歳運の空亡は、どなたにも12年間に、一度(2年間)は巡ってきます。
胆力を練らなければなりません。

胆力?・・・・

そうです。
胆力とは、「物事を恐れたり、気後れしない気力」のことです。
自分が、どうしたいかをきちんと考えてから行動に移すよう意識的にしなければなりません。

私、すぐ他人の意見に流されやすい性質のような気がします。
だから最近のニュースを見ると、怖さが先立ちます。

あなたの命式にも、それが表れていますよ。
あなたの生年月日の「天干」に、通根出来る「支」が無いせいでもあるでしょうね。

通根?・・・

そうです。
通根と言うのは、干支の結びつきを意味します。
例えば、「甲・乙」の木気の干ならば、「寅・卯・(辰)」の木気の支があれば、強固な結びつきとなり、その気の持っている性質が表面化されていきます。あなたは、身弱なので、御自身を強く支える同じ水気や後押しをしてくれる金気が必要です。
だから、大運空亡の間でも、歳運で、そういう水気や金気が巡ってくる年を、どう活かすかが問われているのです。
数少ないチャンスを、上手くものにするようにしなければなりません。
そういう時期には、胆力を練り、事に当たらねばなりません。
ピンチをチャンスにするかしないかは、あなた次第です。

あまり良くわかりませんが、
「少ないチャンスをものにするには、どうすれば良いのですか?」

先ず、自分のしたい事を決めること。絶対、したくない事を決めること。
日常生活では、御自分の言動に対し、もっと意識的になること。
水気や金気にまつわる場所へ行ったり、持ち物を持つこと。
非日常生活として、そういう気が吉となる方位へ旅行をすること。
これらが、今の段階で、あなたに伝えられる事です。
空亡だからと言って、長い間、籠っている訳にも行きません。
他人は、あなたの人生に責任を取ってはくれません。
御自分しか責任が取れないものなのです。

厳しい、と感じられるかもしれないでしょうが、空亡の間は、「死中に活を求める」気持ちで過ごして頂きたいと思います。

今日は、有難うございました。
最初に仰って頂いた「自分のしたい事を決めること。絶対、したくない事を決めること。」から始めてみます。
また、相談に来ても良いでしょうか?

勿論です。
今度は、京都でお会いしましょうね。
あなたに相応しい神社仏閣をご紹介致しますよ。