【四柱推命】身旺の人が、命式を上手く活かす方法とは?「外格」とは?
四柱推命の用語の中で、「身旺(みおう)」と言う言葉があります。これは、「身弱」の反対の用語です。では、この長所をより良く活かすためには、どうしていけば良いのか?「外格」と言う用語にも触れながら、今回は、弁天さんの登場と共に、実例を挙げて述べて行きたいと考えております。
あ、弁天様ですよね。
初めまして、・・・
僕、この間、占い師さんに「あなたは、身旺ですね。」って言われちゃいました。
これって、いい事ですよね。
ほほほ、
まぁ、元気の良い方だこと。
そうですね。
身旺と言うのは、これは、五行別の通変星の中で、「印星+比劫」>「食傷+財星+官星」の関係を言います。簡潔に述べると、「身弱」の反対の用語になります。
身旺は、主体的、能動的な生き方を選択しがちなタイプを言いますよ。
身旺でも身弱でも、どちらに分類されようとも、御自分の命式が分かっておられて、気を付けるべき所は気を付け、長所を伸ばすようにすれば大丈夫ですよ。
あ、嬉しいです!
僕、その占い師さんから、他にも「2022年から、あなたは、年運が、比劫を強める星回りだから、思いっきり外格的な生き方をしなさい。」って、言われました。
でも、外格って、何ですか?
外交的と同じ意味ですか?
ほほほ、それは違いますよ。
外格と言うのは、「五行の偏りがある命式」を指します。全体の10%程と言ったところでしょうか。
外格の反対に「内格」と言うのがあり、殆どの方は、こちらに分類されます。
それ故、外格の方の用いる「用神」は、内格の方の用いる「用神」とは違います。
「偏り」ですか・・・・
何か、変人っぽい気分です。
まぁ、・・・そんな事を仰ってはいけませんよ。
天から与えられた運命を活かしきらねば、罰が当たりますよ。
じゃあ、僕、どう振舞うのが良いですか?
心構えを教えて下さい。
では、ご説明しますね。
外格には、大別すると、5つの種類があります。
・強旺格→強旺格
・従格→従児格 ・従財格 ・従殺格
・一行気得格→曲直格 ・炎上格 ・従革格 ・潤下格 ・稼穡格
・両神成象格(二行特気格)
・化気格→化木格 ・化火格 ・化土格 ・化金格 ・化水格
これらの「外格」の条件は、とても厳密なものがあります。
だからこそ、この外格に相当する方は、とても少ないのです。
先般の占い師さんが言われたのは、おそらく、
あなたの場合は、元々の命式が、比劫が最も強いので、外格の「強旺格」に近いからでしょう。
だから、あなたの命式に当てはめれば、如何に「比劫」を活かすかにかかっています。
何だか、良く分かったような分からないような気分です。
でも、なぜ、2022年からなのですか?
時 | 日 | 月 | 年 | |
甲 | 甲 | 己 | 乙 | 干 |
子 | 寅 | 卯 | 卯 | 支 |
これは、あなたの命式です。
「甲」、「乙」、「寅」、「卯」と言う「木気」がたくさんありますね。
これは、比劫が、他の五行(通変星)と較べて、とても大きいと言う意味です。
あなたの命式は、厳密に言うと、「強旺格」とは言えません。
でも、2022年から2023年と「壬寅」、「癸卯」と言う「水気」と「木気」の干支が巡ります。
「水気」は、印星なので、比劫を応援します。
ふ~~~ん、そうなんだ。
だから、あの占い師さんが、ああ言ったのかな・・・・・
で、強旺格的な生き方のコツは、何ですか?
「旺」と言う字は、「おう」、「さかん」と読みます。
つまり、「四方に光を放つ様子」や「存分に広がる様子」を意味します。
簡潔に言えば、自分を中心にすれば良い、と言うことですよ。
あ、僕、それ得意です。
「我が道を行く」ですよね。
「個性的」に生きる、ですよね。
ほほほ、そう言えますね。
御自分の生き方を明確にすることです。
2022、2023年は、御自分で、やりたい事を、どんどん進めて行かれれば良いでしょう。
但し、気を付けなければならない事がありますよ。
僕、良く、周りから「自己チュー」って言われます。
その事かな?
その通りです。
あなたのような「強旺格」に近い身旺の方は、御自分の気力溢れる力を、どう活かすか、その際、周囲との軋轢は、否めません。
かと言って、周囲を窺うような事ばかりしていると、ストレスが溜まり、運気も下がります。
御自分で何でもしたい、あなたのような方は、周囲への気遣いが為されないと、そのツケが廻り、2024年以降、一気に運気が落ちて行きますよ。
そうですね。
今でさえ、「自己チュー」って言われてるし、何か、先が怖いな。・・・・
まぁ、何を仰るのですか?
四柱推命にしろ、他の占いにせよ、占いと言うのは、見えぬ未来を読み取って行くものですよ。
吉の暗示が出れば、進む。
凶の暗示が出れば、気を付ける。
そのための占いですよ。
人を怖がらせるために、占いがあるのではありません。
人を勇気づけるために、占いがあるのですよ。
あなたが、私の解説を、どう取り、活かして行くかは、私には、分かりません。
でも、御自分の運命や運勢を、把握しつつ、日々を送って頂ければ宜しいかと思いますよ。
有難うございました。
僕、今回の弁天様のお話で、自分の性格を見直すきっかけにしたいです。
そして、2022年を楽しみに待っていたいです。
また、お会いして下さいね。・・・