【四柱推命】相生と相剋の活かし方ー後編「相生」の活用
四柱推命には、命式を鑑定する上で、「相生」、「相剋」と言う2つの重要な見方があります。この相反するものは、一般的に「相生」は良く、「相剋」は良くないとされています。それは、間違いではありませんが、しかし、「相生」となっているから、全て”OK”と言うものではありません。また、「相剋」があるから、全て”NO”と言うものでもありません。今回は、「相生」の活かし方について見て行きたいと考えております。
弁天様、こんにちは。
あのう、今日は、来年2022年の僕の運勢について、見て頂きたいので来ました。
はい、こんにちは。
いつも元気で良い方ですね。
さて、あなたの命式は、・・・・
えっへん。
僕も、少しは四柱推命を勉強しているので、来年2022年は、「壬寅」年である事は分かっています。
また、僕の命式は、「黄色の金気ー財星」と「緑色の木気ー印星」が無いのも承知しています。
その御言葉を聞き、少しだけ安心しました。
さて、来年は、
壬ー水気
寅ー火気と木気
の2つの「天干・地支」が合わさる年なので、あなたの歳運だけで見ると、五行の力量は、
火気 = 水気 < 木気
の形を取りますね。
わはは、・・・嬉しいな。
全く無い「木気ー印星」の場所が埋まりますね。
その代わり、今年2021年まで僅かにあった「金気ー財星」の所が無くなりますね。
えぇ~~~~、そんなぁ・・・・
財運も、女性運も、来年2022年は期待出来なくなってしまうのですね。
がっくり、・・・・
大運も、金気が巡って来ていませんね。
ますます、がっくりです。
ほっほっほ、・・・・
人の一生は、色んな時期があると言うものです。
でも、「財星」以外は、綺麗に「相生」の関係を結び、流れが良くなるのですから、それを、どう活かすかを考えて行く方が宜しいかと思われますよ。
今年の2021年のような「金気ー財星」、つまり、財や女性に固執しない生き方を心掛けること。それに尽きます。
そして、もし、財運や女性運を得たいならば、暦の上で、「月」の力を借りれば良いのです。
暦・・・・?
どう見れば、良いのですか?
御自分が、「金気ー財星」を強めたいならば、「金気」の月に行動を行う、と言う事です。
「金気」の月とは、
天干ならば、
庚、辛
地支ならば、
申、酉
三合金局を求めるならば、
元々の命式の地支に、
巳、酉、丑
のどれか2つがあれば、後ひとつの足りない月を取り込めば良いのです。
あ、そうなんですね。
該当する月を、暦で見て行動すれば良いのですね。
え~~~~と、2022年は、
8月:戊申
9月:己酉
10月:庚戌
11月:辛亥
が、該当月ですね。
また、三合金局なら、僕は既に「巳」、「丑」があるので、「酉」があれば良いと言う事になりますね。となると、やっぱり9月ですね。
よ~~~し、がっぽり儲けて、彼女さんを見つけるぞ~~~。
あらら、・・・・
そういう考え方をする事自体、来年2022年の財運、女性運の失敗を予告しているようなものですよ。
え~~~?
駄目ですか?
常に意識すべきは、全く無かった所が埋まる「木気ー印星」です。新たに学んだり、スキルを磨いたり、年上の人達と積極的に交わったり、神仏の加護を求めるような行為をする事です。
意識の向け所を間違ってますよ。
はぁ、・・・・すみません。
欲深い事を言ってしまいました。
一般論ですが、自分の命式に無い五行、少ない五行に対しては、無意識的に「苦手意識」があるため、「執着」が生まれやすくなります。
故に、得ようとする思いが表面化して「失敗」しやすくなるものです。
人は、誰もが、強さと弱さを持ち合わせています。
自分でも、気づかない点を教えてくれるのが、四柱推命と言う占術ですよ。
この点をきちんと押さえておかないと、いけませんよ。
はい。
お恥ずかしい限りです。
来年2022年、僕は、先ず「木気ー印星」を上手く活かすよう行動しますね。
そして、4つの五行の循環を心掛けます。
でも、ちょっとだけ、「金気ー財星」の月に行動してもいいですか?
ほほほ、・・・仕方ありませんね。
その時は、命式から見て、吉方位に旅行したりして、視野を広げ、金気に相応しい行動をして下さいね。
くれぐれも、「見利忘義(けんりぼうぎ:私欲に目がくらんで道義を忘れる」となってはいけませんよ。
はい。
ここまで教えて頂いた以上、「相生」中心で、来年2022年は頑張ります。
有難うございました。
また、お会いする時には、良い結果を出す事が出来たご報告に上がりたいと思います。
そうですね。
是非、そうして下さい。
では、また、お会いしましょう。