【気学】道真さんと易神様に聞きましたー6:九星の象意ー北の一白水星・その6:「北の一白水星と、北西の六白金星が重なった場合」を教えて下さい。

京都の北野天満宮におわします「菅原道真公」と、謎のお爺さんこと「易神様」が、シリーズで、様々な「迷える気学学習者」との対話を行います。今回は、「九星:一白水星」に関するお話です。 北の一白水星と、北西の六白金星が重なると、どういう風に解釈していけば良いのか、についての物語です。

道真様、こんにちは。
今日も、宜しくお願い致します。

勿論じゃ。
では、問うぞ。
北の一白水星が、中宮の次に廻座するのは、どこじゃ?

へへへ、・・・簡単で~す。
北西の六白金星の所で~す。

五黄
後天定位盤(五黄土星中宮)
九紫
九紫火星中宮

ほう、正解じゃ。
さて、上の図のように、北の一白水星は、
南西(二黒土星)→東(三碧木星)→東南(四緑木星)→中宮(五黄土星)、と、元の位置に戻るまで、半分を超えて廻って来たが、今回以降の廻座で巡る九星は、今までの九星と較べ、力量は、強まるか弱まるか、どちらと思うかな?

五黄土星は、九星の中で最も、力量があるので、これ以降は、弱まると思います。

そうじゃ。
例えて言えば、山登りと同じじゃ。山の麓の「一白水星」から、「五黄土星」と言う山の頂上に到達し、また、登って来た山の反対側の麓の「九紫火星」へと降りて行くようなもんじゃ。

山:戊(つちのえ)ー土気
登山

但し、衰運とは決めつけてはいかんぞ。
これまでと視点を少し変えて行動せねばならん。
何しろ、六白金星は、易経で言うと、「・・・」じゃからな。
分かるかのう?

はい。
六白金星は、「天=乾」です。
高い所から、俯瞰して行動せよ、と言うものなのでしょうか?

おお、素晴らしい。
その通りじゃ。

易経では、今回のように、「北の一白水星」が、「西北の六白金星」に来る事を、「水天需(すいてんじゅ)」と言う。
「水生金」の関係でもあるな。
つまり、空にある雲から降って来る、雨の様子のようなものじゃ。
「需」は、「求める」、「必要とする」、「待つ」と言う意味を持つ。
地上に居る者は、いつ天からの雨(恵み)を受けるか分からんので、準備を怠ってはならんぞ。

それでは、北西の六白金星の特徴は言えるかのう?

はい。
「六白金星」ですから、「金気」の性質を持ちます。

五行で言うと、「金」
易経で言うと、「乾=天」
方位で言うと、「北西」
十干で言うと、「庚」、「辛」
十二支で言うと、「戌」、「亥」
季節で言うと、「秋の終わりから冬の初め」ー晩秋(戌)、初冬(亥):(旧暦)
月で言うと、「戌月(10月)」、「亥月(11月)」(旧暦)
時間で言うと、「戌の刻(午後7時から9時)」、「亥の刻(午後9時から11時)」
色で言うと、「白色」
味覚で言うと、「辛味」

です。

良く、頑張っておるな。
感心、感心。・・・・

さて、西北の六白金星の意味を言える者は、おるかな?

はい。

天、神仏、高級、目上、加護、施す、成就する、覆う、かぶせる、尊い、高い、丸い、と言ったところでしょうか。

では、この西北の六白金星の所に、北の一白水星が来ると、どうなる?
上手く行くかな?

恋愛関係や人間関係では、新しい出会いがあったり、年長者からの後押しが予想されます。

仕事関係では、新規事業の実行に当たり、目上の人や実力者からの引き立てを受けて上手く行きます。

健康では、「六白金星」は「乾=天」ですので、頭部、首、骨などに注意することと、「一白水星」の象意である冷えに注意です。

金運ならば、新しく蓄財方法を行ったりする機会に恵まれ、大きく伸ばす事が出来ます。

外出先ならば、高級な場所や神社仏閣に行くのが良いです。
買い物では、高級な物や、形が丸い物と縁があります。

ふむ、ふむ、良いぞ。

西北の六白金星の所に、北の一白水星が来ると、象意としては、
新しく行う事に対し、天が味方をしてくれる(力のある人や神仏からの加護が得やすい)と言える。
そのためには、己を謙虚にして準備しておらねば駄目じゃぞ。

それでは、また、会おうぞ。

方位とは、「気の流れ」である事を重々、忘れるでないぞ。
「気」は、見えないエネルギーじゃ。
それを上手く活用出来る者が、人生を制す、と言っても過言でないからのう。

それでは、また、次回、会おうぞ。