【四柱推命】干と干の関係ー「四文字熟語」で覚えようーその2【同じ五行同士の関係ーその2「藤羅伴木(とうらばんぼく)」、「藤羅繋甲(とうらけいこう)」】

四柱推命は、「十干」と「十二支」で成り立っている占術です。「十二支」も、各支それぞれが、「蔵干」と呼ばれる「干」を内包しています。故に、「十干」の「干」の理解に努めなければなりません。 今回の「干と干」の関係は、【同じ五行の関係ーその2「藤羅伴木(とうらばんぼく)、 「藤羅繋甲(とうらけいこう)」 】です。

こんにちは、弁天様。
今日も、宜しくお願い致します。
僕、あれから、「甲と乙」の関係について考えてました。
前回のように「甲と甲ー陽干同士」や「乙と乙ー陰干同士」の関係では無くて、陰陽が違う場合について教えて頂きたいのですが・・・・

はい。・・・勿論ですとも。
では、今回は、陰陽が違う「甲と乙」の関係について考えて行きましょうね。

さて、クイズです。
「甲と乙」の関係で、「藤羅伴木(とうらはんぼく、とうらばんぼく)」、 「藤羅繋甲(とうらけいこう)」 と言う言葉があります。

①これは、どういう意味ですか?
②また、主体を「日主」とした場合、どちらの「干」の方が、有利ですか?

①は、「藤の花」ですね。
両方の四文字熟語も、藤の花が、大きい木に蔓(つる)を絡(から)ませて伸びて行く、と言う意味ですね。

②は、二者択一ですね。
それなら、簡単。
「甲」です。
理由は、「木である甲」が「つる草の乙」に頼られていますからね。

藤の花と大木
藤棚

ほほほ、・・・・
今回は、間違っておられますよ。
逆ですよ。

「甲は木」です。一人でも、自立出来ます。
「乙は、つる草や花」です。誰かが傍に居て支えて貰った方が、スクスクと伸びて行き易いではありませんか?

時柱(生時)日柱(生日)月柱(生月)年柱(生年)
 
    

あ、そうか。・・・そうなんだ。
「甲」が日主だと、例えば「社会運の月柱」に「乙」が来ると、何かと仕事の相談事なんかで頼りにされてしまったり、「晩年運の時柱」に「乙」が来ると、同じように、身内や周りから頼られる、と言うのですね。
責任感、重大だなぁ・・・・

時柱(生時)日柱(生日)月柱(生月)年柱(生年)
 
    

そうです。
故に、「乙」が日主だと、「社会運の月柱」に「甲」が来ると、仕事で頼れる上司や先輩などからの助力が仰げたり、「晩年運の時柱」に「甲」が来ると、何か困りごとがあっても、身内や周りから助けて貰えることを意味しますね。

はぁ~~~、いいなぁ「乙の日主の人」・・・・・
僕には、今回の四文字熟語は、ありません。

ほほほ、・・・・
前回も、申し上げましたが、あくまでも「天干」での関係性ですよ。
「地支」に、どの五行の何が来るか、三合会局、方合、冲(ちゅう)などで、状況は変わりますよ。

それに、たとえ、自分の命式に「「藤羅伴木(とうらばんぼく」・「藤羅繋甲(とうらけいこう)」などの関係が有ったとしても、それを活かすか活かさないかは、本人の気づきが最大のキーポイントですよ。

御自分の命式を理解した上で、どう活かすかは、個々人の自由です。

あなたも、四柱推命を学ばれている以上、より研鑽を積んで下さいね。

今日も、教えて頂き、有難うございました。
ひとつの関係性を表す言葉であっても、どちらから見るかで、その内容が、全然、違うものになるのですね。
次にお会いするのが、楽しみです。

はい。
次は、どんなクイズが良いかを考えるのは、私も楽しいですよ。
少しづつ、少しづつ、歩んで行けば、大丈夫ですよ。
一緒に頑張りましょうね。・・・・