【四柱推命】干と干の関係ー「四文字熟語」で覚えようーその3【丙が及ぼす吉と凶の関係ーその1「大地普照(だいちふしょう」】
四柱推命は、「十干」と「十二支」で成り立っている占術です。「十二支」も、各支それぞれが、「蔵干」と呼ばれる「干」を内包しています。故に、「十干」の「干」の理解に努めなければなりません。 今回の「干と干」の関係は、【丙が及ぼす吉と凶の関係ーその1「大地普照(だいちふしょう」】です。
こんにちは、弁天様。
今日も、宜しくお願い致します。
僕、五行の「木気」である「甲」、「乙」について教えて頂いてから、他の五行にも、物凄く興味が湧いてきました。
今日も、宜しくお願い致します。
はい。・・・勿論ですとも。
では、今回は、ある一つの干が、隣の干に及ぼす影響について考えて行きましょうね。
さて、クイズです。
「丙と、他の干」の関係で、「大地普照(だいちふしょう」と言う言葉があります。
①これは、また、どの干との関係を指しますか?どういう意味ですか?
②主体を「日主」とした場合、どちらの「干」の方が、有利ですか?
はい。
答えが書かれているので、嬉しいです。
「大地普照(だいちふしょう」と言うのは、
①土気の「己」と、火気の「丙」です。
意味は、「広々とした畑や大地に、太陽が照り付けている」と言うものです。
はい、そうですね。
畑の作物には、太陽の光が欠かせません。
では、②の方ですが、ヒントとして、次の命式の表を付けますね。
日主が「丙」、月干、時干のどちらかに「己」がある場合:
時柱(生時) | 日柱(生日) | 月柱(生月) | 年柱(生年) |
己 | 丙 | 己 | |
日主が「丙」、月干、時干のどちらかに「己」がある場合:
時柱(生時) | 日柱(生日) | 月柱(生月) | 年柱(生年) |
丙 | 己 | 丙 | |
う~~~ん。
「丙」は、陽干。
「己」は、陰干。
だから、「己」の方が、お得でしょうか?
その通りです。
作物を育てる使命を持つ「己」は、太陽無しには、育てる事が出来ません。
但し、隣に「丙」が2つもあったり、地支に「火気の十二支」がたくさんあるとどうなりますか?
焦げるか、干からびるです。
大変ですね。
でも、「丙」は、隣に「己」があると、どうなんですか?
あまり、宜しくありません。
「晦火(まいか)」と言う言葉があります。
これは、【火を晦(くら)ます】と言う意味です。
イメージするなら、土埃(つちぼこり)が風によって舞い上がって、太陽の光が、はっきり見えないような状態でしょうか?
それは、困りものですね。
そういう時は、どう対処するのですか?
色々なパターンがあります。
先ず、「身弱」なら、「通根」。後は生まれた季節に合わせ、「金気の庚」や「水気の壬」や「木気の甲」で対処します。
次に、「身旺」なら、 後は生まれた季節に合わせ、「金気の庚」や「水気の壬」 や「木気の甲」で対処します。
えぇ?・・・
季節に合わせる?
命式の中でも、「月柱」が、最も「力を持つ」のですよ。
その中でも、地支を「月支提綱(げっしていこう)」と呼びます。
その力を無視する事は出来ないので、「季節に合わせて」と言わせて貰いました。
お一人お一人の「命式」が違う以上、こういう答え方しか出来ないのです。
あぁ、何だか、深みにはまっていく気がしてきます。
少し分かると、嬉しいものですが、重層的な見方をしなければならないのは、本当に大変ですね。
それが、「命式を見る」と言うことなのです。
年、月、日だけの「三柱推命」や、
「十二運」重視、「神殺星」重視の罠に陥ると、【木を見て森を見ず】の状態となります。
先ずは、【四柱】を重視することです。
【四柱の「八字」】を、良く見て下さいね。
そこにある「五行の干」、「五行の十二支」が、
【その数、相生、相剋が、どうであるか】、そこからがスタートですよ。
これからも、頑張りましょうね。
はい。
今日も、有難うございました。
僕も、僕なりに、学びを続けていきます。
次回も、宜しくお願い致します。