【四柱推命】干と干の関係ー「四文字熟語」で覚えようーその15【美しい関係ーその1「艶陽鮮花(えんようせんか)】」

四柱推命は、「十干」と「十二支」で成り立っている占術です。「十二支」も、各支それぞれが、「蔵干」と呼ばれる「干」を内包しています。故に、「十干」の「干」の理解に努めなければなりません。 今回の「干と干」の関係は、【 「美しい関係性」ーその1「艶陽鮮花(えんようせんか)」】です。

弁天様、こんにちは。
あれから、僕も自分で「干と干の関係」を表す四文字熟語を探して来ました。
今日は、「美しい関係性」を持つものです。
弁天様は、何でもお分かりになられると思うのですが、・・・

ほほほ、・・・こんにちは。
いえいえ、遠慮なさらず仰って下さいね。

はい。・・・では、お言葉に甘えて。
「艶陽鮮花(えんようせんか)」です。
イメージが湧きやすい四文字熟語だと思います。

まぁ、美しい言葉を選ばれたのですね。
どちらも良い意味ですね。
では、確認させて頂きます。
「艶陽鮮花(えんようせんか)」 は、どの干と干の関係ですか?

はい。
「陽」と言う字があるので、「太陽」から連想して「丙」、
「花」と言う字があるので、「草花」から連想して「乙」です。

太陽
丙ー太陽

朝顔
乙ー草花

日主が「丙」、月柱、時柱のどちらかに「乙」がある場合:

時柱(生時)日柱(生日)月柱(生月)年柱(生年)
 
    

日主が「乙」、月柱、時柱のどちらかに「丙」がある場合:

時柱(生時)日柱(生日)月柱(生月)年柱(生年)
 
    

どちらの干が日主になっても使えますね。
お得ですね~~~~。
いいなぁ。

そうですね。
でも、それぞれの注意点は、勿論あります。
それを指摘して下さいね。

共に、「水気」が必要です。そうでないと、枯れてしまいます。

日主別でならば、水気に加えて、
「丙」が日主だと、「水気の壬=川」で「水火既済(すいかきせい)」も狙えるかも知れません。
「水気の癸=雨」は、少し力不足かもしれないと思います。

「乙」が日主だと、「水気の壬=川」よりも、「水気の癸=雨」があれば、良いと思います。
また、「乙」なので、「甲=木」がある方が、乙は、しっかりすると思うので、陰干なので、天干に「甲」か、地支に「寅・卯の十二支」があれば良いと思います。

はい、その通りです。
一見、「一か所」しか違わない、同じように見える命式でも、大運や歳運などの時の流れによる巡る干支の影響で、様々に変化します。付き合う人間関係でも、変わって行きますしね。

あなたの解説には、「全体を見る視点」があります。日頃の研鑽ぶりが伺えますね。
部分だけを取り上げて、「幸運な運命だ。」、「不幸な運命だ。」と言うのは、おかしいことです。
以前からの繰り返しになりますが、四柱推命は、八つの「干と十二支」で成り立っています。
干と干の関係性も覚えつつ、その点を忘れずに居て下さいね。

それでは、また、お会いしましょう。