【四柱推命】干と干の関係ー「四文字熟語」で覚えようーその16【美しい関係ーその2「錦繍大地(きんしゅうだいち)」】

四柱推命は、「十干」と「十二支」で成り立っている占術です。「十二支」も、各支それぞれが、「蔵干」と呼ばれる「干」を内包しています。故に、「十干」の「干」の理解に努めなければなりません。 今回の「干と干」の関係は、【 「美しい関係性」ーその2「錦繍大地(きんしゅうだいち)】です。

弁天様、こんにちは。
前回に引き続いて、2つ目の「美しい関係性」を表す四文字熟語を探して来ました。

弁天様は、何でもお分かりになられると思うのですが、宜しいですか?・・・

ほほほ、・・・こんにちは。
いえいえ、遠慮なさらず仰って下さいね。

はい。・・・では、お言葉に甘えて。
「錦繍大地(きんしゅうだいち)」です。
これも、イメージが湧きやすい四文字熟語だと思います。

まぁ、美しい言葉を選ばれたのですね。

では、確認させて頂きます。
「錦繍大地(きんしゅうだいち)」 は、どの干と干の関係ですか?

錦繡大地

えへん。・・・・
錦繍とは、「美しい紅葉や花」と言う意味なので、「乙」です。
大地は、「己」です。
大地に、花が咲き乱れている美しい風景です。

まぁ、素晴らしい。
御名答です。
それでは、 「錦繍大地(きんしゅうだいち)」であっても、注意点は勿論ありますので、
それを指摘して下さいね。

日主が「己」、月柱、時柱のどちらかに「乙」がある場合:

時柱(生時)日柱(生日)月柱(生月)年柱(生年)
 
    

日柱が「乙」、月柱、時柱のどちらかに「己」がある場合:

時柱(生時)日柱(生日)月柱(生月)年柱(生年)
 
    

今回の僕は、調子いいです。
どちらの日主であっても、「水気の癸ー雨」や「火気の丙=太陽」が要ります。

それぞれ「陰干」なので、
「己」は、夏生まれ以外ならば、地支に「火気=巳・午・未の十二支」があれば良いと思います。
「乙」は、天干に「甲」、地支に「木気=寅・卯の十二支」があれば良いと思います。

今日は、とても冴えておられますね。

では、最後の質問です。
下の2つの「乙と己=錦繍大地」がある命式ですが、どちらの命式も、ある時期に於いては、急激に運勢が変化します。説明出来ますか?

A:年支に、「巳」

時柱日柱月柱年柱

B:年支に、「午」

時柱日柱月柱年柱

はい。
Aは、大運や歳運で、「酉」が来ると、「巳ー酉ー丑」の三合金局が成立し、官星が強くなり、仕事面や恋愛(女性の場合)での変化があります。

Bは、大運や歳運で、「戌」が来ると、「寅ー午―戌」の三合火局が成立し、食傷星が強くなり、他者との関わり方や自分自身の創造性や表現性に変化があります。

はい、その通りです。
一見、「一か所」しか違わない、同じように見える命式でも、時の流れによる巡る干支の影響で、様々に変化します。 大運や歳運などの時の流れによる巡る干支の影響で、様々に変化します。付き合う人間関係でも、変わって行きますよ。

以前からの繰り返しになりますが、四柱推命は、八つの「干と十二支」で成り立っています。
干と干の関係性も覚えつつ、その点を忘れずに居て下さいね。

それでは、また、お会いしましょう。