【四柱推命】干と干の関係ー「四文字熟語」で覚えようーその14【壬を中心として見た関係ーその2「冲天奔地(ちゅうてんほんち)」】

四柱推命は、「十干」と「十二支」で成り立っている占術です。「十二支」も、各支それぞれが、「蔵干」と呼ばれる「干」を内包しています。故に、「十干」の「干」の理解に努めなければなりません。 今回の「干と干」の関係は、【水気「壬」の組み合わせパターンーその2「冲天奔地(ちゅうてんほんち)」】です。

弁天様、こんにちは。・・・
今日も、宜しくお願いします。
今日は、前回の続きと言う事で、もうひとつの「水気」にまつわる四文字熟語について教えて頂きたいです。

はい。では、前回の続きで、次の問題に答えて下さいね。

「壬と癸」=冲天(   )・・・選択肢:奔流、奔地

これは、奔地です。水同士が合わさり、地面を押し流して行く様でしょうか?

正解です。
「壬と癸」が合わさると「冲天奔地(ちゅうてんほんち)」ですね。
それでは、「壬」が日主の場合、「癸」が日主の場合の、気を付けねばならない事を仰って下さい。

日主が「壬」の場合:

時柱(生時)日柱(生日)月柱(生月)年柱(生年)
 
    

日主が「癸」の場合:

時柱(生時)日柱(生日)月柱(生月)年柱(生年)
 
    
川
普通に流れている川
氾濫する川
氾濫する川

あ、はい。「壬ー川」は、隣に「癸ー雨」が来ても、水が増えてしまい、あまり役に立たないように思えます。
「冲天ーちゅうてん」は、天高く昇る、勢いが強いを意味し、「奔地ーほんち」は、地に向かって行く、突進すると言う意味ですので、智慧が廻りすぎて周囲と上手く行かないかも知れません。

日主が「癸ー雨」の場合、他の柱や十二支に水気が無いなら、「壬ー海や大河」がひとつくらいあると、良い意味として「自分を支えてくれる存在」になります。
でも、他の柱や十二支に水気が多くあるならば、悪い意味として今回の「冲天奔地(ちゅうてんほんち)と言う言葉のように智慧が廻りすぎてしまい、周囲と上手く行かないと思います。

今回は、自学自習効果が出ていますね。
良く頑張ってます。
「壬ー陽干」、「癸ー陰干」の特徴を押さえておられます。
「陰干」を命式の「日主」としてお持ちの方は、命式の中での「日主の五行が弱い」場合、「陽干」の支えとなる天干や地支の十二支に、その五行の気が来る方が良いですね。
でも、「過ぎたるは及ばざるが如し」ですので、一定量以上の五行の気が来ると、逆影響になりますね。「冲天奔地」もそうですが、他にも「オーバーフロー状態」になっている「干と干の関係を表す四文字熟語もありますよ。

次回が、楽しみです。
どんな四文字熟語があるのでしょうか?

それは、次回のお楽しみですよ。
では、また、お会いしましょう