【四柱推命】干と干の関係ー「四文字熟語」で覚えようーその12【 「互いの干が、少し気を付けなければならない」 関係ーその2「湿泥汚玉(しつでいおぎょく)】
四柱推命は、「十干」と「十二支」で成り立っている占術です。「十二支」も、各支それぞれが、「蔵干」と呼ばれる「干」を内包しています。故に、「十干」の「干」の理解に努めなければなりません。 今回の「干と干」の関係は、【 「互いの干が、少し気を付けなければならない」 関係ーその2「湿泥汚玉(しつでいおぎょく)】です。
弁天様、こんにちは。
今日は、前回の続きで「互いの干が、少し気を付けなければならない」 関係 に関する四文字熟語をお教えください。
「焼けた玉」の次は、何でしょうか?
ほほほ、・・・
では、宜しいですか?
「己」と「辛」に於いて、「湿泥( )玉」 と言う四文字熟語がありますが、( )に入る漢字は何でしょうか?
ヒントは、無しですよ。
はい。
「辛」は、「玉」だから、それが「己ー畑」の中に居るから、土に埋もれているので「埋」です。
まぁ、今回も、全問不正解ですね。
ほほほ、・・・でも、考え方の方向性に間違いは無いのですよ。
「己」と「辛」に於いて、「湿泥汚玉(しつでいおぎょく)」の方ですが、「辛」は、宝石ですから、輝く事を求めるものです。
では、「己」は、どんな畑だとお思いですか?
畑は、普通、「水」を含んだ土で無いと、作物が育ちません。
そうですね。
だから、湿った土が畑です。
とすると、湿土なので、宝石に付いて汚れてしまいます。
「埋」と言う事も考えられますが、その字は、他の「干と干」相互の関係に於いて、使われる四文字熟語となります。
日主が「辛」で、月干、時干のどちらかに「己」がある場合:
時柱(生時) | 日柱(生日) | 月柱(生月) | 年柱(生年) |
己 | 辛 | 己 | |
日主が「己」で、月干、時干のどちらかに「辛」がある場合:
時柱(生時) | 日柱(生日) | 月柱(生月) | 年柱(生年) |
辛 | 己 | 辛 | |
なるほど、・・・・
宝石の輝きが、湿土によって、見えなくなってしまうのですね。
今回の四文字熟語も、なかなか大変な意味を持つものなのですね。
上記のような命式をお持ちの方がおられた場合、どういう事に気を付ければ良いか、仰って下さい。
あ、はい。
日主が「辛」ならば、先ず「年、月、時の干支、日支」で、金気が必要です。その次に、「己」の土が多いようなら、「木気」で剋す(攻撃する)のが良いと思います。
日主が「己」ならば、先ず 「年、月、時の干支、日支」で、金気が必要です。その次に、「己」の土が多いようなら、「木気」で剋す(攻撃する)のが良いと思います。
そうですね。
日主が「辛」ならば、先ず、通根。その次に、ケースバイケースですが、「壬の水気」や「甲の木気」が良いですね。
日主が「己」ならば、先ず、通根。その次に、ケースバイケースですが、「丙の火気」や「癸の水気」が良いですね。
う~~~ん。どんな命式であっても、良い悪いに関わらず、対処法はあるものなのですね。
そうです。
運命と言う言葉は「運を運ぶ」ものです。
自分の命式を良く観察した上で、「未来の自分がしたい方向性」を見つけて、処方箋を持ち、対処して行けば良いのです。それが、出来るのが、占いだと、私は思います。
次回も、頑張って行きましょうね。