【四柱推命】干と干の関係ー「四文字熟語」で覚えようーその8【「土気ー戊・己」にまつわる吉と凶の四文字熟語ーその2「己土濁壬(きどだくじん)」】

四柱推命は、「十干」と「十二支」で成り立っている占術です。「十二支」も、各支それぞれが、「蔵干」と呼ばれる「干」を内包しています。故に、「十干」の「干」の理解に努めなければなりません。 今回の「干と干」の関係は、【「土気ー戊・己」にまつわる吉と凶の四文字熟語ーその2「己土濁壬(きどだくじん)」】です。

弁天様、こんにちは、・・・今日も、宜しくお願い致します。
今日も、僕から弁天様にクイズですよ。

まぁ、ほほほ。・・・
今日も、楽しみな事ですこと。
どうぞ、仰って下さいね。

では、始めます。
「土気ー戊・己」にまつわる四文字熟語で、凶の関係であるものを答えて下さい。

はい。
「己土濁壬(きどだくじん)」 ですね。

では、「己土濁壬(きどだくじん)」 は、どの干と干との組み合わせですか?
  その際、気を付けねばならない事は何ですか?

これは、、答えが既に漢字に書かれているので簡単です。
「己ー土気ー畑」と「壬ー水気ー川」です。
でも、あれ・・・・?
畑には「水」が必要ですよ。
水が無いと、作物が育たないのではないでしょうか?

ほほほ、・・・・
片方は、正解ですね。

説明の方で、少し考え違いを為さっておられるかと思います。
それぞれの「干」の陰陽を考えてみれば、どうでしょうか?

う~~~~~ん、・・・陰陽?

あ、そうか!
「己」は陰干。隣に「壬」の陽干が来ると、押され気味になります!
畑が、隣に流れている川からの水の氾濫に会う事ですか?
だから、水が濁水となって畑が浸食されてしまうのですね。
キャベツや白菜などの作物が、駄目になってしまいます。

被害を受けた畑
己土濁壬(己ー壬)

日主が「己」、月干、時干のどちらかに「壬」がある場合:

 

時柱(生時)日柱(生日)月柱(生月)年柱(生年)
 
    

日主が「壬」、月干、時干のどちらかに「己」がある場合:

 

時柱(生時)日柱(生日)月柱(生月)年柱(生年)
 
    

そうです。
特に、日主が「己」で、隣に「壬」があり、他の柱や地支に、「水気の干支=壬、亥、子」が数多くあれば、より注意して見て行かねばなりません。
本来なら、どの干が来るのが、「己」には、都合が良いかお分かりになりますか?

え~~~と。
畑の「己」だから、水は水でも「雨の癸」が良いです。

はい、正解です。

常に、命式を見る時は、あるもの、ないもの、加えたら良いもの、加えてはいけないもの、と言う視点で見て下さいね。
虚心坦懐、と言う言葉があります。先入観で判断しないようにしましょう。

ふぅ~~~、命式を見るって事は、大変、大変ですね。
本当に、覚えなければならない事が多すぎます。
今、僕の頭の中は、 「山明水秀(さんめいすいしゅう)」では無くて、「己土濁壬(きどだくじん)」 状態です。

大丈夫ですよ。
「己土濁壬(きどだくじん)」 にならないように、命式によっては、「土気の通根」、「丙」を取り入れるのも、ひとつの方法としてありますよ。
他の柱や地支、巡運の「大運」、「歳運」を勘案しましょうね。

困った事があれば、それに上手く対応して行けば良いのです。
時間がかかる場合もありますが、決して対処法が無い訳では無いのですから。・・・

次回も頑張りましょうね。

はい、そうします。
でも、出来るかな?・・・
不安はあるけど、でも、進んで行きます。
今日も、有難うございました。